心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?
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2010年にオープンしたMARUZEN札幌北一条店。2011年には地下歩行空間が開通。今年の初夏には大通のリーブルなにわが文教堂に替わり、老舗のアテネ書房が閉店した。こうした一連の出来事から受ける影響を北一条店の佐藤圭吾店長に訊いたところ、「正直に申し上げて変化はほとんどありません」と意外な回答が。「近隣のお客様にとって当店は“なじみの居酒屋”状態(笑)。今来てくださるお客様をいかに離さないようにするか、現状維持を守り抜くことが大切」と話す。
オフィス街という場所柄、「ビジネス」は重要なキーワード。通常書店なら文芸の新刊や話題書で埋めつくされる壁面ディスプレイも「ビジネス定番」「ビジネス新刊」といった細やかな区分に分けられている。「お客様は30代から50代が中心。新人世代の自己啓発本よりもどうやって人を動かすかなどの組織論や人材育成に関する分野がよく動きます」。【 住 所 】札幌市中央区北1条西3丁目2井門札幌ビル1F
【 電 話 番 号】011-232-0222
【 営 業 時 間】10:00〜21:00
【 定 休 日 】年中無休
ガイブン(外国文学)好きの自分が独断と偏見で選んだ3冊をおすすめします。最初は映画のジェイソン・ボーンシリーズを思わせる『パーフェクト・ハンター』から。主人公はプロの暗殺者ヴィクター。ストイックなキャラクターで怒濤のピンチを乗り越えていく姿に“男は頑張んなきゃだめだ”と教わります。
こちらもクライムアクションで、前作『暗殺者グレイマン』に続く傑作冒険もの。“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる暗殺者ジェントリーはクールな一匹狼。映画の『ランボー』や『ダイ・ハード』を連想する方もいるようで、スピーディーな展開にページをめくる手がとまりません!前作よりも二作目のほうに軍配を上げたいです。
2010年にブックデザインを大幅にリニューアルしたハヤカワポケットミステリからビビッドな赤い表紙の本作を選びました。8歳の時に言葉を失ったマイクはどんな錠も開けることができる才能の持ち主。高校生でプロの金庫破りの弟子となり、芸術的な腕前を持つ解錠師に成長するが…。本作以外にもスタイリッシュな表紙が読書心を誘うポケミスシリーズ、ぜひご注目ください!
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