[2024. 1.29]
2024年1月23日撮影。紀伊国屋書店札幌本店で見かけた「鈍器本フェア」。「鈍器」扱いされる重量級の本に目をつけた切り口がすばらしい。知がしたたる鈍器本の世界へようこそ。
昨年8月に札幌市の俊カフェでトークイベントが行われた作家・寮美千子さんの最新刊『名前で呼ばれたこともなかったから 奈良少年刑務所詩集』が1月末に発売される。
トークの時にも語られた奈良少年刑務所詩集『空が青いから白をえらんだのです』に続く待望の第二弾。
重犯罪を犯した受刑者たちは「モンスターなどではなく、傷ついた心を抱え、様々な鎧をまとった子どもたちであった」。
人生のやり直しに厳しい目が向けられがちなたくさんの方に手に取ってもらいたい。
「サバイバル登山家」として知られる服部文祥さん。文筆家の顔も持ち、2016年に『ツンドラ・サバイバル』で第5回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞、2023年には『北海道犬旅サバイバル』も刊行した。旅のパートナーである山旅犬ナツは北海道生まれだという。
全てを現地で調達する「サバイバル登山」が注目され、現在は築120年を超える古民家で一年の半分を過ごすという”ブンショーさん”。
『自然と現代文明のはざまで思考し、ケモノと人間の境目で生きること』
について語る秀岳荘北大店でのスライド&トークイベントは2024年2月18日(日)15:00から。参加費は無料だが、先着60名で事前予約が必要。
近年「秀岳荘BOOKS」など独自のブックフェアを展開する同店に多くのブンショーさんファンが駆けつけそうだ。
お問い合わせ・お申し込み 秀岳荘北大店ウェアコーナー
電話011-726-1235
白老町の地域おこし協力隊・羽地夕夏さんが経営する移動書店「またたび文庫」は、2022年6月にスタート。
現在は町内に拠点ができ、トークイベントなども積極的に企画している。
今回は、昨年の大河ドラマ「どうする家康?」のタイトルバックも手がけたクリエイティブ・カンパニーDRAWING AND MANUALが2023年9月に刊行した著書
『Roots the hood 地域を動かすアイデアとクリエイティブ』の関係者を招いたトークイベントを2月3日(土)に開催。
同社のプランナーでありDRAWING SHIRAOIの所長である中谷公祐さんは、白老町出身。中谷さんの母親の通恵さんは地元で子育て支援NPO法人「お助けネット」を立ち上げ、活躍中。
そこに同町に通って写真を撮り続ける映像作家の軍司拓実さんも加わり、「地元・白老から離れて活躍する公祐さん、外から通って活躍する軍司さん、白老で長く活動されている通恵さん」三者三様の思いを語り合う。
イベント詳細は下記のFacebookイベントページやまたたび文庫のInstagramにてご確認を。
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