心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?
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2012年7月14日、琴似栄町通と札幌新道の交差点角、マックスバリュ北32条店2階に「ザ・本屋さん北32条店」がオープンした。100坪の店内は新店特有の輝きがあり、そこで働く礒野桂さんも「書店勤務は初めて」。店・スタッフともにフレッシュなスタートを切ったばかりのところを取材にうかがった。
高校まで帯広暮らしだった礒野さんは、実は親子二代の書店員。母親が「喜久屋書店 ザ・本屋さん」で楽しそうに働いている姿に「いつか自分も書店で働けたら」という憧れを抱いていたという。大学卒業後の職探しで週5回のアルバイトである今の仕事にたどりついた。雑誌の付録見本を展示し、さらに雑誌本体にも連動したポップを付けてPR!
札幌出身の歌人・穂村弘さんの日記エッセイ。とにかく面白い!地下鉄の中で読むと笑ってしまうのでキケンです!なにげなく暮らしている日常をこんなにも面白く切り取れるのはさすがです。本書の前に出た「にょっ記」もありますので2冊続けて楽しまれてはいかがでしょうか。挿絵は動物イラストのフジモトマサルさん。絶妙なゆるさで本文の世界観に寄りそっています。
箱根駅伝にかける青春物語。題材の疾走感そのままにあっという間に最後のページまでたどりつきます。この本を読んでから毎年お正月の箱根駅伝を見るようになりました(見ながら本と照らしあわせます)。読みやすくて気持ちいいスピード感にワクワクします。終わり方もステキ。
1967年の初版以来、167刷りになる大ロングセラー。上を向いてニコニコしながら立っているねこたちとカラフルな色彩が目を引く表紙の絵本です(雲の形をよーく見てください)。馬場さん特有のゆるい線とキレイな色のバランスがすばらしく、ねこたちの表情も豊かで笑えます。とにかくかわいくて不思議な面白さがある名作なので、シリーズごとおすすめです。
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