第8回 丸善札幌北一条店
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心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?
【頼りになります!書店スタッフインタビュー】 [2010.12.20]
「ビジネス街に丸善が帰ってきました!」青木 未央さん
——12月1日にオープンしたばかりの丸善札幌北一条店。210坪の店内にビジネス書や文庫がずらりと並ぶさまは圧巻です。
レジ前にはビジネス書が並ぶ
青木:立地が“北1西3”というビジネス街なのでやはりビジネス書や文庫、新書に力を入れています。お客様の中には昔の三越店をご利用いただいた方もいらっしゃいまして、「また街中に戻ってきてくれて嬉しい」というお言葉をいただきました。
——青木さんの担当は文庫とか。出版社ごとのスペースも広く、探しがいのある充実した品揃えですね。
ちくまや岩波文庫もご覧の充実ぶり
青木:文庫は一番動く商品ですので、お客様がお探しのタイトルがすぐに見つかるようなフルラインナップでお迎えしています。まだ開店2週間なのでお客様の具体的な傾向をつかむのはこれからですが、通りすがりにでも気軽にご来店いただけると嬉しいです。
——青木さんのオススメ本を教えてください。
オススメ本を持つ青木未央さん
青木:無実の罪を着せられた主人公が仙台の街並みを逃げ回る物語、伊坂幸太郎著『ゴールデンスランバー』(新潮社)です。映画化もされました。よく考えると重たい話ですが、“伊坂ワールド”独得のスカッとするような爽快感が心地いいです。細かな伏線も効いていて、ラストまで一気に引き込まれます。こんな風に現実を離れて本の世界に入っていけるのが読書の魅力だと感じています。
——青木さんご本人の読書習慣は?
“面”で見せる配置に話題書も手にとりやすい
青木:BGMや飲み物はいらなくて夜ベッドの上で読みふけっていたら「もう2時?」とビックリするようなタイプです(笑)。乱読は苦手で、一冊の本をじっくりと読んで読後も長くその余韻にひたっています。
フェア情報
「週刊ダイヤモンドvs週刊東洋経済」 開催中〜2010年12月31日(金)まで
圧巻の品揃え
ビジネスマンの皆様向けに、週刊ダイヤモンドと週刊東洋経済のバックナンバーフェア展開中。
丸善札幌北一条店が太鼓判!今月のオススメ本
辻野晃一郎著『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』(新潮社)
ソニーからネット界への華麗なる転身を果たしたグーグル前社長である著者が、グローバル時代における日本の役割を語る。なぜ愛してやまない会社を去ったのか。ソニーの22年間とグーグルの3年間を振り返る興奮と共感のビジネス戦記。
書店週間売筋ランキング [対象期間:12月6日〜12月12日]
文庫
第1位:「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎著(新潮社)
第2位:「いっちばん」畠中恵著(新潮社)
第3位:「白銀ジャック」東野圭吾著(実業之日本社)
文芸書
第1位:「贖罪」酒井法子著(朝日新聞出版)
第2位:「獅子のごとく」黒木亮著(講談社)
第3位:「ハリーポッターと死の秘宝<上><下>(携帯版)」J.K.ローリング(静山社)
ビジネス書
第1位:「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」岩崎夏海著(ダイヤモンド社)
第2位:「ニッポン・プライド 復活への道」フォレスト21梅下村塾23期生(丸善プラネット)
第3位:「伝える力」池上彰著(PHPビジネス新書)
趣味生活書
第1位:「続・体脂肪計タニタの社員食堂」タニタ著(大和書房)
第2位:「体脂肪計タニタの社員食堂」タニタ著(大和書房)