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苫小牧のしんどう書店、前回の本店に続く2回目の登場はコープさっぽろステイ店をご紹介したい。レンタル事業やゲーム、あるいは中古アイテムの取り扱いなど“本屋さんの多角経営化”が定着しつつある今、しんどう書店は昔ながらの“書籍と文具の専門店”として40年の歩みを誇る。「最近は専門の文具店がありませんから、会社や自営の方がファンシーショップでは取り扱っていない専門的な帳票関係を探しにいらっしゃいます」という植田準子店長の説明どおり、取材中にも「領収書をはさむバインダー」などの買い物リストを手にやってきた男性客がスタッフに声をかけていた。
三光町のステイの近くには全国展開のレンタルショップ兼書店もあるが「自然と棲み分けができて」、こちらは主に家族連れやシニア層が来店。コープ系のインショップに共通の生活実用書やクロスワード系の雑誌、「40代や50代も意識した品揃え」のコミックが売上を支えている。通常は文庫や新書が並ぶ店の中央スペースをコミックが独占し、壁面に文庫を収納するという配置は他店ではあまり見かけないレイアウトだ。その文庫の中でも時代小説の看板作家、佐伯泰英作品は新旧を問わず全シリーズをラインナップ。「新刊が出るたびに旧作も動く佐伯作品は別格ですが、他はどの本を下げてどの本を残すかがいつも考えどころ。BLなどの特化したジャンルは新刊だけに絞り込んでいます」。勤務18年の植田店長でも店の売上を左右する選書は今も悩みの種だという。
店頭では6月下旬から夏の文庫フェアが始まるまで、かわいらしい動物本フェアやサッカーワールドカップ特集を展開中。もしかしてイヌよりもネコ本が多い?と思ったら「実はうちの店はネコ派が多くて(笑)。うちにも3匹います」と植田さん。目尻が下がるような愛らしい表紙が常連客の目を楽しませているようだ。
【 住 所 】苫小牧市三光町5丁目6-4 コープさっぽろステイ店内1F
【 電 話 番 号】0144-32-0658
【 営 業 時 間】10:00〜21:00
【 定 休 日 】年中無休
ネコ好きにはたまらない!68枚のかわいいネコの写真とキャッチコピー、さらに272個の偉人の逸話・格言が詰まったベストセラーです。写真と名言がマッチしていて思わずニヤリ。個人的なお気に入りは「一度サボるとクセになる」by孟子でした。
主人公は彼女に逃げられ、親からも勘当された無職の青年、坪木仁志。金貸しの老人、佐伯平蔵の運転手として久美浜に向かうがーー。まだ仕事や生き方に目標のない若い人たちぜひ読んでもらいたい。失敗のない人生はないけれど、立ち直る自信が持てると思います。上下巻の長編ですが、読み続けていくと清々しい気持ちになっていきます。
「インパクトのある装丁本」と聞いて思わず選んでしまいました(笑)。集団的自衛権を巡る問題や周辺国との関係など日本中で“国防”に対する関心が高まっている今、まさに“日本男児!” “国を守る強い男!”を感じさせる現役海上自衛官の写真集です。表紙を飾った彼の強烈な眼光が印象的。同じカメラマンが撮影した『国防女子』もあります。
夏の定番フェア。今年もやります。集英社・角川書店・新潮社の定番になっている文庫や人気のある著者の文庫を中心としたフェアです。
第1位:「安南から刺客」 佐伯泰英 著(新潮社)
第2位:「カゲロウデイズ」 じん 著(KADOKAWA)
第3位:「ルーズヴェルトゲーム」 池井戸潤 著(講談社)
第1位:「虚ろな十字架」 東野圭吾 著(光文社)
第2位:「女のいない男たち」 村上春樹 著(文芸春秋)
第3位:「村上海賊の娘 上下」 和田竜 著(新潮社)
第1位:「頭がいい人の敬語の使い方 」 本郷陽二郎 著(日本文芸社)
第2位:「できる大人のモノの言い方大全」 (青春出版社)
第3位:「まんがでわかる7つの習慣」 (宝島社)
第1位:「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」 槙孝子 著(枻出版社)
第2位:「食べものだけで余命3か月のガンが消えた」 高遠智子 著(幻冬舎)
第3位::「うんちく北海道 」 椿かすが 著(メディアファクトリー)
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