心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?
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2013年夏、札幌の中高校生が夏休みを返上して作った映画『茜色クラリネット』の公開がいよいよ今週末に迫っている。監督は札幌北高1年の坂本優乃さん。中学の3年間続けたシアターキノの映像制作ワークショップで映画づくりの楽しさを知り、今回の監督という大役を見事に務めた逸材だ。現在はプロモーション活動に大忙し。マスコミからの質問にも堂々たる受け答えで、小さな大物監督ぶりを披露している。〈中高生×大人×琴似のまち〉という三者の協同で実現した映画が観客にどう受け止められるのか、坂本監督をはじめ関係者全員が楽しみにそのときを待っている。
ロケ地となった琴似の書店では現在、先行販売の『茜色クラリネット』公式ガイドブックが店頭に並んでいる。ダイエー琴似店3階にあるアシーネでもレジ前の一等地に置かれていた。「映画公開前なのでまだ目立った動きはありませんが、今週末の公開後にはきっと手に取ってくださるお客様が増えるはず」。そう答えてくれた松本英司店長も地元で撮られた映画の動向を見守っている。
ドキリとするタイトルの本書は2012年の発売ですが、2014年1月に新書が出てから再び動き出しました。著者は長年、親子関係を見つめてきた精神科医。うつ、ひきこもり、摂食障害など精神的な要因による病の原因が、じつは「母」という存在にあると主張した衝撃の一冊です。当店では娘さんに買っていかれるご年配の女性客も目立ちました。「悩む娘に何かしてあげたい」という親心なのかもしれません。
テレビで紹介されてから「ランドセル俳人あるかい?」とお問い合わせが殺到した話題書です。出生時が944gという小ささから小学校で壮絶ないじめにあい、不登校になった凛くん。野山で遊ぶうちに俳句で自分の気持ちを表現するすべを学び、瑞々しい才能を開花させていきました。いじめ問題を考えさせられると同時に、詠まれた句の美しさが胸に迫ります。凛くんはこの春から中学校に通うそうです。
とにかくすごい人気です、前作『人生はワンチャンス!』を超えるネコ人気!見ているだけで幸せな気持ちになるネコたちの写真に、「友達にあげたいから」と新たにお買い求めになるリピーター組も珍しくありません。道路でカラスに襲われているところを助けられた子猫の写真集『わさびちゃん』同様、皆様に愛され続けているネコブック、今後も充実させてまいります。©2025北海道書店ナビ,ltd. All rights reserved.