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北海道書店ナビ 第44回 アシーネ栄町店

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?

地下鉄東豊線の始発「栄町」駅そばのダイエー栄町店は、一階に書店や飲食、服飾の各店が集まるワンフロア構成。近隣の主婦層やバス待ちの通勤・通学組が雑誌やコミックを求めて、アシーネ栄町店に足を運ぶ。[2011.9.12]

アシーネ栄町店 柏谷博昭店長






「当店の売れ筋は雑誌・コミック。その次に文庫や児童書も人気です。近くに病院があるので、通院しているお子さんへのご褒美やお見舞いに買っていかれる親御さんもいらっしゃいます」。

書店にとって限られたスペースの有効活用は基本中の基本。だがアシーネ栄町店では、児童書棚の最上段をあえて使わないレイアウトで、子どもたちが気軽に商品を手に取れるよう配慮した。




さらに主力商品である雑誌の購読者のために、人気雑誌の発売日や付録の内容がひとめでわかる発売情報ボードを設置。「そろそろ最新号が出ているかも?」という、うろ覚えをしっかりフォローしてくれる。




近年は出版社から送られてくるポップだけに頼る店が増えたが、アシーネ栄町店にはスタッフの自作ポップもあちこちに見られた。

「幸いなことにイラスト好きなスタッフがいますので、絵心のない私は彼女たちにお任せ」と、柏谷店長も全幅の信頼を寄せている。

クリスマスシーズンになると、ひときわ力のこもった飾りつけで店を華やかに演出してくれるのだという。




「小さな店ですが、お客様にとってはいつも新しい発見がある書店でいることが、我々の目標です。スタッフ全員で頑張っていますので、お近くにいらした際にはぜひお立ち寄りください」。

柏谷店長がセレクト!3冊のおすすめ本

1)大沼紀子著「真夜中のパン屋さん」(ポプラ社)
イトルどおり、都会の片隅で真夜中にだけ開く不思議なパン屋さん。オーナーやパン職人、女子高生の3人が、焼きたてパンの万引き事件に端を発した疾走騒動に巻き込まれていきます。当店では20代〜40代の女性に人気があり、もしかしたらいずれは映像化?の可能性もありそうな注目本です。
2)浅野裕子著「いつもうまくいく女性はシンプルに生きる」(三笠書房)
当店は女性のお客様が多いので、ライフスタイル本から一冊選びました。大切なことは“3秒”で決める、居心地がいいか悪いかで選ぶ、“期待”するのをやめる、運のいい人と付き合う、携帯電話の電源をオフにする…今すぐできる「生き方」と「気持ち」の整理術が満載です。
装丁本の美しい本)ジャン・キュブリエ著「ネコ大好き! すべてのネコ好きに贈るポップアップブック」(グラフィック社)
画像だけではわかりづらいかもしれませんが、表紙の黒ネコは本物の毛並みを思わせるほわほわとした素材でできています。内容はネコの日常について26のテーマで紹介する仕掛け本。ページの各所に散りばめられた仕掛けをめくっていくと、ネコの秘宝が明らかになっていきます。見て楽しいネコブックとしても十分魅力的ですが、実はネコの生態がわかる実用書の一面も。ちなみにわが家のネコも表紙と同じ黒ネコです。ただし体重が8kgなのでサイズは随分異なりますが(笑)。

フェア情報

文庫でひらく「物語の扉」2011 開催中〜平成23年11月6日迄
今年で2回目の開催!!6つのジャンル(テーマ)にわけて6つの扉1.恋愛小説の扉2.ミステリーの扉3.エンタメの扉4.名作の扉5.青春小説の扉6.ファンタジーの扉です。アシーネ独自企画です。当店の他北海道では麻生店、琴似店、東札幌店、岩見沢店、滝川店、上磯店の計7店舗の他全国93店舗で展開中です。
2011日記・手帳・カレンダーフェア 開催中です。

週間売筋ランキング 対象期間 平成23年9月2日〜9月8日

文庫
第1位:「真夜中のパン屋さん〜午前0時のレシピ」 大沼紀子 著 (ポプラ社)
第2位:「バーにかかってきた電話」 東直己 著  (早川書房)
第3位:「神様のカルテ」 夏川草介 著 (小学館)
文芸書
第1位:「謎解きはディナーのあとで」 東川篤哉 著 (小学館)
第2位:「心を整える」 長谷部誠 著 (幻冬舎)
第3位:「密売人」 佐々木譲 著 (角川春樹事務所)
ビジネス書
第1位:「9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」 福島文ニ郎 著 (中経出版)
第2位:「死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉」 千田琢哉  著 (かんき出版)
第3位:「「憂鬱でなければ仕事じゃない」 見城徹・藤田晋 著 (講談社)

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