北海道書店ナビ

北海道書店ナビ  第161回 なにわ書房マルヤマクラス店

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?


“円山地区のクラブハウス”として上質な暮らしの提案をしている大型ショッピングセンター「マルヤマクラス」。2階のなにわ書房もカフェ「ライナー・ノーツ」が併設され、コーヒーの香りがただよってくるなかでゆっくり&ゆったりと本選びが楽しめる空間になっている。[2014.2.17]

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=gdwEPWrKdbk]

現在なにわ書房は円山地区に2店舗、行啓通りに1店舗を展開中。ここマルヤマクラス店がキーショップのような位置づけだ。店頭を飾る壁面ディスプレイは多面的に表紙を見せることができるインテリアタイプ。折々のフェアを告知すると同時に店を盛り上げる役目も果たしている。
取材にうかがったときはちょうど前日から「暮しの手帖バックナンバーフェア&パネル展」が始まったばかり。雑誌自らが行う厳格な商品テストや充実した読者投稿コーナー「すばらしき日曜日」など、他誌にも大きな影響を与えた生活総合雑誌の表紙がずらりと並ぶ空間は、圧巻の一言。併設するカフェ側の仕切りを使って、伝説的な編集者花森安治の取材風景や北海道にゆかりのある記事のパネルが展示され、見応えのあるフェアに仕上がっている。

「ショッピングセンター内という場所柄、お客様は30代や40代の女性、ベビーカーを押してこられる若いお母さんがたが中心です」。そう教えてくれたのは店長の谷香織さん。女性実用書も『ミセス美香の美的ハウスキーピング』『50からは、毎日が“一期一会”』など上質を知る生き方本が並ぶかたわら、『子どもが変わる怒らない子育て』などの育児書も人気。「お子さんと一緒に自分も磨きたいお客様のニーズに応える品揃えを心がけています」。
円山エリアは地元情報誌に取り上げられやすく、“円山特集”が組まれたときはどの雑誌もよく売れるという。「おそらく住人の皆さん、新しい店や話題に関心が高く、旅行関連の棚もハワイなど定番の観光スポットよりもあまり日本人が行かないような国のガイドブックが売れたりして驚くことも。今後はこうしたショップや旅行情報に限らず、この店から皆さんに新鮮な話題をお届けできるような情報発信地になれたら、と考えています」
Store picture



「暮しの手帖」フェア、好評開催中!



貴重なパネル展示もこの機会にぜひご覧ください!



育児や自分磨きに関心が高いのも円山エリアの特徴



子育てに欠かせない絵本・児童書にも力を入れている


Basic information

【  住    所  】札幌市中央区南1条西27丁目1−1 ‎マルヤマクラス2F
【 電 話 番 号】011-622-7285
【 営 業 時 間】10:00〜20:00
【 定  休 日  】年中無休


谷店長がセレクト! 3冊のおすすめ本

1)よしもとばなな著『花のベッドでひるねして』」(毎日新聞社)

神聖な丘に守られた小さな村で生きるみなしごの主人公と愛おしい家族。この美しい世界、生きる喜びを描き切った著者渾身の最高傑作!よしもとばななさんのお名前に反応するのはきっと今のアラフォー世代から上の方々ですよね。「出たら必ず買う」ファンが多く、つねに一定の読者を持っている作家さんです。


2)ドミニック・ローホー著『「限りなく少なく」豊かに生きる』(講談社)

『シンプルに生きる』『シンプルリスト』等のベストセラーを出した著者の最新作。当店でも週に数冊は必ず出るロングセラーです。初めて明かされる習慣や人間関係の見直し方、心の整理法などミニマリストであるドミニック・ローホーさんならではの知恵が詰まっています。


3)詩歩著『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景』(三才ブックス)

スカイブルーの海が美しい表紙に魅せられて手に取ったお客様が多かった世界中の楽園・秘境・奇景を集めた写真集。「王様のブランチ」「とくダネ! 」など多数のメディアでも紹介されました。載っている絶景を見るためのアクセスや予算もわかる旅行情報が付いています。

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