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北海道書店ナビ  第190回 なにわ書房東光ストア円山店

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?

毎週月曜更新の連載を約4年続けていると一度ご登場いただいた書店員さんに異動後の店舗で再会することも珍しくなくなってきた。今回のなにわ書房、藤並千春店長もそんな再登場組のお一人だ。今の職場である東光ストア円山店をご案内いただいた。[2014.9.22]

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=CXOcpVzuTJY]

大手書店に10年以上勤めた藤並千春さんは同店の札幌撤退を機に、なにわ書房に転職。2013年4月に惜しまれつつも閉店した大通のリーブルなにわ、なにわ書房マルヤマクラス店を経て、3年前からこの東光ストア店を任されている。「大通のときはビジネス街ならではの流行やスピード感重視で、マルヤマクラス店では上質なライフスタイルを提案、そして今の店は東光ストアさんらしい親しみやすさや庶民感覚が大事」と語り、三者三様の店づくりを経験している。
売り場は東光ストア2階にあり、2013年12月に洋品店だったスペースをまるごと文具コーナーにし、質量ともに大幅リニューアル。「4月の新入学時には近隣の小学校専用ノートが売れ、クリスマスにはかわいいmtなどのラッピング商材がよく動きました。同じフロアに100円ショップさんもありますが、もしかすると頻繁に使うものはあちらで、プレゼントや自分用でもじっくり選びたいものはうち、というようにお客様のほうで上手に使い分けてくださっているようです」。
書籍の売れ筋は雑誌が中心。最近売れ行きがいい児童書コーナーもレジ横でフェアを展開するなど力を入れている。

書店員歴19年の藤並さんがベテランになった今も心にとめていることがある。「この本はどの棚に入れたらいいのか、陳列に迷ったときは私が駆け出しだったときの上司に言われた“その本を買うのはどんなお客様か想像して、それにふさわしい場所に置く”という教えを大切にしています」。近年は“ニャンとかなる”系の動物フォトブックや、“学年ビリ”の受験サクセスなどやわらかな体裁を取りつつもその実、生き方やビジネスにも影響するような出版物が増えてきた。書店側にとっては手に取りやすさをどう演出するかで売れ行きも変わってくる。そういうときこそ、答えを教えてくれるのはお客様目線。忘れたくない原点回帰である。

Store picture

ファンシーからスタイリッシュなものまで幅広く揃う文具コーナー。

キャラクターやお手製ポップ、サイン色紙でにぎやかさを演出。

最近好調の児童書コーナー。担当者もフェアに力が入る。

Basic information

【  住    所  】札幌市中央区北1条西24丁目4-1東急ストア円山店2F
【 電 話 番 号】011-640-7284
【 営 業 時 間】10:00〜22:00
【 定  休 日  】年中無休

藤並店長がセレクト! 3冊のおすすめ本

1)『美しい元素 (学研の図鑑)』学研教育出版

物理や化学には縁遠い私ですが、この本は紹介されている各元素の写真が美しく解説もわかりやすいので楽しく読み進めることができました。しかもなんとお値段が500円台!同じテーマの高額な図鑑も有名ですが「そこまでは…」という方にはうれしい低価格です。レアメタルについてもこの本で学びました。

2)村山彩著『あなたは半年前に食べたものでできている』(サンマーク出版)

年齢を重ねるにつれ脂肪が消化されづらくなってきたと日々感じています(笑)。この本のとおりに生活できたなら、きっと「なりたい自分」の体型維持ができるはず!「朝食はきちんと食べよう」「やっぱり運動が大事」という健康の基本をあらためて自覚させられました。

3)谷川俊太郎著『二十億光年の孤独』(集英社)

学生のときに初めて読んだ詩集というものがこの本です。谷川さん独得のやさしくて深い詩の内容と装丁がぴったりで、読むたびに心の中が静かに優しくなります。この集英社文庫版は英訳付の二カ国語版なのであわせて読むと、また違った魅力に触れることができます。

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