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北海道書店ナビ  第195回 ゲオ札幌豊平店

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?


札幌市の豊平区、北海学園大学そばにあるゲオ札幌豊平店。メインターゲットである学生客に加え、土日は近隣のファミリー層も2階のDVDレンタルとあわせて利用が多く、複合店らしい賑わいを見せるという。[2014.10.27]

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=eNmPn3J-0NQ]

北海学園大学と北海学園札幌高校、北海高校、北海商科大学が林立する学生街にあるゲオ札幌豊平店。店を入ってすぐの場所にはゲームコーナーを配置し、モンハンなどの人気タイトルをラインナップ。1階の奥には新刊と並んでコミックのレンタルコーナーを併設し、仕送りに頼る学生の経済的ニーズにこたえる構成が特徴だ。
北海学園大学には夜間の二部があり、夏冬の長期休みに帰省しない居残り組もいることから、店頭ではつねに学生客が途絶えない光景が続いている。
書籍担当の奥村佳子さんにお話をうかがったところ、「主なお客様は学生さんですが、時間帯や曜日によって他の客層が大きく変わるのも当店の特徴です」とのこと。
夕方までは近くに住むシニア層、午後6時を過ぎると最寄りの地下鉄駅から帰ってくる30、40代の会社員、そして土日はファミリー層とほぼ全世代をオールカバー。「だからこそどこにどんな本があるのか、誰が見てもわかりやすいシンプルな陳列が大切」と、奥村さんは今後の課題を口にした。
ゲームやレンタルが主力である一方で、「本の店」というもうひとつの顔も育てたい。学生が手を伸ばしやすいコミックや文庫だけでなく資格本やビジネス本にも力を入れ、就活シーズンには関連書籍の売上が一気に跳ね上がるという。取材当日も大学3年生とおぼしき女子大生数人が面接本コーナーを見に訪れていた。
「学生街の書店」とくくるにはいろいろな誘惑が多いゲオだが、面白いものに敏感な学生相手だけに今後の伸びしろも期待できる。読書という大海はいつでも、若者が飛び込んでくるのを待っている。


Store picture

学生街という立地からゲームやコミック・DVDレンタルが人気。

就活シーズンになると業界研究や面接本を物色する学生の姿が増えてくる。


Basic information

【  住    所  】札幌市豊平区豊平7条8丁目2−14
【 電 話 番 号】011-820-8371
【 営 業 時 間】10:00〜24:00
【 定  休 日  】年中無休


奥村さんがセレクト! 3冊のおすすめ本

1)寺井広樹ほか著『涙活公式ガイドブック』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

涙活(るいかつ)って知っていますか?この本を手に取る前は「本を読んで泣くなんてありえないなぁ」と思っていましたが、読後は「こういうストレス解消法もあるのか!」とビックリ。皆さんもこの本でたくさん泣く準備をして、瞳と心が洗われるような読書体験に出会ってくださいね。http://www.ruikatsu.com/


2)ネイマール、ネイマール・ジュニア著『ネイマール: 父の教え、僕の生きかた』(徳間書店)

趣味でフットサルとダーツをやっていたことがあり、夢を持つことや折れない精神力を鍛えることの大切さをこの本から教えてもらいました。世界が認める天才プレーヤー、ネイマールとその父親が著者という構成も面白く、サッカー好きや2014年のワールドカップを振り返ってみたい方はもちろん、日頃親子の会話が少ない方にもおすすめです。


3)詩歩著『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 日本編』(三才ブックス)

Facebookで60万いいね!からスタートした絶景本。北海道からは「青い池」や「知床の流氷」「摩周湖のサンピラー」が載っています。私のような旅行好きにとっては「まだまだいろんな絶景があるんだなあ」と旅行欲が刺激され次の休みが待ち遠しくなりますが、ページをめくっているだけでも十分行った気分を味わえるのですすめさせていただきました。

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