北海道書店ナビ

北海道書店ナビ  第129回 TSUTAYAサーモンパーク店

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?


「千歳」篇後半はTSUTAYAサーモンパーク店。サーモン橋の向こう側にはインディアン水車やサケのふるさと館、道の駅を見渡すロケーション。アカシヤ書房の経営会社である(株)アカシヤがフランチャイジーとして展開する。[2013.6.24]

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=2nKh-QTQvg4]

「今年の12月で開店19年になります」。そう教えてくれたのは書店員の西浦美智子さん。開店の翌年4月に入社して以来パートスタッフとして長年勤め、現在はマネージャーに昇格。店長からも頼みとされるベテラン書店員だ。週に2、3度は経営会社である株式会社アカシヤの直営店「アカシヤ書房」にも出向く多忙な日々を送っている。

アカシヤ書房が女性誌中心の売上に対し、こちらのTSUTAYAサーモンパーク店は「コミックが大黒柱」。少年・青年系どちらも活発に動き、道内TSUTAYAの中でも上位の売上を誇るという。「コミックは新刊の確保が書店の命綱。ライトノベルとあわせて当店を支えてくれているジャンルです」。
店ではTSUTAYAのTポイントとは別に、アカシヤ書房とあわせて使えるスタンプカードを配布中。お買い上げ500円ごとにスタンプ1つ、30個で500円割引のサービスを展開している。実物のカードを見せてもらうと…ん?表紙に「イラスト:島本和彦」のクレジットが? ビックリして西浦さんを見ると、「当社の副社長が漫画家の島本和彦なんです」と種明かしをしてくれた。
同社がフランチャイジーになっている姉妹店「TSUTAYA札幌インター店」でも“島本コーナー”が放つ熱気は以前ご紹介したとおり。“コミック人気の書店の経営陣に実は漫画家本人がいた”というユニークなエピソードを披露していただいた。
毎月第四土曜の午後2時からは「おはなし会」も開催中。毎回20〜30人の親子が集まるお楽しみのひとときだ。
Store picture

経営会社の副社長は漫画家の島本和彦さんだった!



新刊に目ざといコミック・ラノベファン納得の品揃え


Basic information
【  住    所  】千歳市東郊1丁目2
【 電 話 番 号】0123-26-6626
【 営 業 時 間】9:00〜0:00
【 定  休 日  】年中無休

西浦さんがセレクト! 3冊のおすすめ本

1)西尾維新著「暦物語」(講談社)
人気作家の西尾維新と“光の魔術師”の異名を取るイラストレーターVOFANコンビによる青春怪異小説。大ヒットした『化物語』のその後を描いた〈物語〉シリーズ・ファイナルシーズンの第二弾です。〈物語〉シリーズは2013年7月からアニメ化もスタート!テレビ北海道は7月19日水曜26:05オンエアです。
2)川村元気著「世界から猫が消えたなら」(マガジンハウス)
猫好きには嘆かれるようなタイトルですが、2013年本屋大賞のノミネート作品。作者の川村元気さんは実は東宝のプロデューサー。映画『悪人』も手がけたヒットメーカーで、同作品の主演だった妻夫木聡さんが引き続き主人公「僕」を演じるラジオドラマ化が決まっています。NHK-FMで7月20日木曜22:00~22:55の放送をお楽しみに!
3)柚木麻子著「ランチのアッコちゃん」(双葉社)
“ザ・お弁当!”の表紙につい手が伸びる短編集。主人公のOL三智子のランチタイムはデキる上司「アッコ女史」に振り回されてばかり。言いつけどおり大手町までジョギングで行って移動販売車のお弁当を買ったりしているうちに…。料理の描写がとにかく秀逸!読めば元気がわいてくるおいしい一冊です。きっと映像化される、はず!

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