心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?
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釧路本社のコーチャンフォーは書籍・文具・CD&DVD・飲食という4つの車輪で走る超大型複合店。今回訪問した北見店はこの「複合店」ゆえの魅力が、オホーツクエリアという広大な商圏にジャストフィット。書籍750坪・文具450坪・CD&DVD250坪に加えて、ゆったりとした空間で思い思いにくつろげるドトールコーヒーが併設。地元デパートに乏しいオホーツクエリアで新たなポジションを獲得した。
その手応えを「包装から読み取ることができます」と話すのは、同店の斎藤欽哉マネージャー。「今年の10月からオープン3年目を迎えますが、書籍・文具ともに包装を依頼されるお客様が年々増加。ご自分のための買い物とは明らかに異なる“プレゼントニーズ”を実感しています」。
コーチャンフォーの文具コーナーといえば、単なるステーショナリーの域を超えた雑貨・おもちゃ・ぬいぐるみなどの幅広い品揃え。今年のクリスマスシーズンも商品とともにたくさんの“贈る想い”が飛び交うに違いない。
オホーツクエリアを商圏とする北見店二つ目の特徴はやはり広域にわたる集客力にある。週末ともなれば、遠くは稚内あるいは阿寒などから時間をかけてやってくる車が駐車場を埋めつくす。「せっかくお越しいただいたお客様をガッカリさせることはできません。商品、接客すべてにご満足して帰っていただけるようこれからも精一杯努めてまいります」。

テレビでも放送されました、感涙必至のヒューマンストーリー。地元網走に暮らす普通の女子高生だったつかささんは交通事故が原因で車椅子生活になり、さらにその後遺症で記憶障害に…それでも明るく前向きに生きる彼女は恋に落ち、結婚・出産を決意する。人間愛あふれる感動の実話が心をうちます!
やはり「オホーツク街道」というキーワードに手を伸ばす男性読者が多く、当店の隠れたロングセラーです。北海道史というと縄文人が有名ですが、実はこのオホーツク海沿岸で発見された遺跡によると「オホーツク人」の存在が。彼らがどのような暮らしを営んでいたのか、考古学的な視点から興味深く読みました。
児童書担当者に「装丁がいい本を教えて?」と聞いたところ、「コレ!」と即答されたのがこの一冊。主人公は表紙に描かれた一軒の家。そこに暮らす人々の営みと家の変遷を細密なタッチで表現しています。言葉少ない語りの文もやさしく深く。毎日の積み重ねが百年の歴史をつくることを静かに訴えかけてきます。
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