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北海道書店ナビ  第200回 喜久屋書店ブックジャム月寒中央店

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?


今年10月下旬にオープンしたばかりの新しさが、そこかしこから伝わってくる喜久屋書店ブックジャム月寒中央店。地下鉄直結の地の利に加えて、うれしい訪問者もあったようだ。[2014.12.1]

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=2hKRW3-hPDY]

喜久屋書店ブックジャム月寒中央店は2014年10月24日にオープン。地下鉄東豊線「月寒中央」駅3番出口直結、札幌フードセンターの地下1階にある。店舗面積は61坪。以前はサービスカウンターがあった場所に「何ができたら嬉しいか」お客様アンケートをとったところ、「書店や文具コーナー」という回答が一番多く、株式会社BOOKJAM K&Sに出店依頼があり、開店が実現した。
近隣に書店がなく、“望まれて”の出店に伊並政弘店長は「本当にありがたいお話です。レジでも赤ちゃんのソーイング本をお買い上げのお客様から“書店が近くにできてよかった”と言っていただいたりして、こちらも嬉しくなってしまいます。まだオープンしたてで追いついていないところもありますが、皆様の期待にこたえる、見やすくてわかりやすい売り場づくりを目指します」と力が入る。
オープン当日、一人の男性が来店した。レジでのやりとりで氏名を聞いたスタッフが「めずらしいお名前ですね」というと、「この名前で本を出しているんです」という。「ノンフィクション作家の合田一道先生でした。当店のメンバーズカードも作っていただき、感激です!目の前の慌ただしさが過ぎたら、すぐにも合田コーナーづくりに取りかかります」。
「今は家に帰っても店のことで頭がいっぱい」と話す伊並店長は書店歴9年。遠軽や岩見沢の姉妹店から、この月寒中央店オープンに伴う異動で初めての札幌暮らしが始まった。多忙な合間を縫っての息抜きは「大好きなラーメン店めぐり」。ガイドブックを片手にまわりながら、新店に注ぐパワーを充電している。


Store picture


地下鉄「月寒中央」駅直結。会社帰りのビジネスマンも寄りやすい。

児童書コーナーには座って読めるテーブルも設置。

近隣の高校生が利用し、好調な売上を見せる文具コーナー


Basic information

【  住    所  】札札幌市豊平区月寒中央通7丁目6番20号札幌フードセンター月寒中央店B1
【 電 話 番 号】011-859-2722
【 営 業 時 間】10:00〜21:00
【 定  休 日  】年中無休


伊並店長がセレクト! 3冊のおすすめ本

1)合田一道著『札幌謎解き散歩』(KADOKAWA)

北海道ノンフィクション集団の代表も務めておられる合田先生の著作から1冊選ばせていただきました。知られざる札幌の謎が詰まっていて、「歴史や地理は苦手」という方でも楽しく勉強できます。合田先生をはじめ、北海道作家を応援するようなコーナーもこれから作っていきたいです!


2)鈴木央著『七つの大罪』(講談社)

かつて王国転覆をはかったとされる伝説の逆賊〈七つの大罪〉をめぐる痛快無比のヒロイック・ファンタジー!現在、毎週日曜夕方5時からアニメも絶賛放送中で、原作コミックは11巻まで出ています。マスコットキャラクターのホークも可愛いですよ。


3)東川篤哉著『純喫茶「一服堂」の四季』(講談社)

古民家喫茶「一服堂」をひっそりと営む美人店主は、普段は人見知りだが、事件となるとがらりと人柄が変わる安楽椅子探偵。タイトル通り「春」「夏」「秋」「冬」の事件を鮮やかに解決していく東川流ミステリーです。

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