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北海道書店ナビ  第90回 ザ・本屋さん北32条店

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?

帯広本社の「ザ・本屋さん」が今年7月札幌初出店!第一号店の豊平店に続き、北32条店もオープン。わかりやすい店名とフレッシュなオープニングスタッフで書店不足のエリアに本を読む楽しさを広めようとしている。【2012.8.27】

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=yh7xs0GrZ94]

2012年7月14日、琴似栄町通と札幌新道の交差点角、マックスバリュ北32条店2階に「ザ・本屋さん北32条店」がオープンした。100坪の店内は新店特有の輝きがあり、そこで働く礒野桂さんも「書店勤務は初めて」。店・スタッフともにフレッシュなスタートを切ったばかりのところを取材にうかがった。

高校まで帯広暮らしだった礒野さんは、実は親子二代の書店員。母親が「喜久屋書店 ザ・本屋さん」で楽しそうに働いている姿に「いつか自分も書店で働けたら」という憧れを抱いていたという。大学卒業後の職探しで週5回のアルバイトである今の仕事にたどりついた。

100坪中40坪を占める文具コーナーは選びがいのある品揃え

はじめて経験する書店勤務の感想は「こんなに仕事の幅が広いなんて」と驚きを口にした。「純粋な力仕事とかひたすら無心で行う“

“シュリンクかけ”などの作業もあれば、どの本をどう置くかの棚づくりや店内装飾のように考えながらする仕事もある。両方が楽しめるので、とてもやりがいを感じます」。

そんな幅広い仕事のなかで「頭も手も使う仕事」がポップづくりだと礒野さんはいう。同店ではお客様が選びやすいように雑誌の付録見本を棚の上部に展示し、さらに雑誌本体にもひとめで分かるイラスト入りポップをつけて両者のつながりを視覚化した。かわいいイラストは礒野さんの手描きで、楽しみながら作った様子が伝わってくる。

今後の抱負は「レジにいると通路から“あれ?本屋さんができたんだ?”というお客様の声が聞こえてくるので、地域の皆様に早く存在を知ってもらいたい」。書店不足のエリアに登場したその名も「ザ・本屋さん」、北32条近辺の皆さまにはぜひ足を運んでいただきたい。

Store picture

雑誌の付録見本を展示し、さらに雑誌本体にも連動したポップを付けてPR!

Basic information

【  住    所  】札幌市北区北32条西13丁目1-1 マックスバリュ北32条店内
【 電 話 番 号】011-700-6633
【 営 業 時 間】10:00〜21:00
【 定  休 日  】年中無休

礒野さんがセレクト!3冊のおすすめ本

1)穂村弘著「にょにょっ記」(文藝春秋)

札幌出身の歌人・穂村弘さんの日記エッセイ。とにかく面白い!地下鉄の中で読むと笑ってしまうのでキケンです!なにげなく暮らしている日常をこんなにも面白く切り取れるのはさすがです。本書の前に出た「にょっ記」もありますので2冊続けて楽しまれてはいかがでしょうか。挿絵は動物イラストのフジモトマサルさん。絶妙なゆるさで本文の世界観に寄りそっています。

2)三浦しをん著「風が強く吹いている」(新潮社)

箱根駅伝にかける青春物語。題材の疾走感そのままにあっという間に最後のページまでたどりつきます。この本を読んでから毎年お正月の箱根駅伝を見るようになりました(見ながら本と照らしあわせます)。読みやすくて気持ちいいスピード感にワクワクします。終わり方もステキ。

魅力的な装丁本)馬場のぼる著「11ぴきのねこ」(こぐま社)

1967年の初版以来、167刷りになる大ロングセラー。上を向いてニコニコしながら立っているねこたちとカラフルな色彩が目を引く表紙の絵本です(雲の形をよーく見てください)。馬場さん特有のゆるい線とキレイな色のバランスがすばらしく、ねこたちの表情も豊かで笑えます。とにかくかわいくて不思議な面白さがある名作なので、シリーズごとおすすめです。

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