北海道書店ナビ

北海道書店ナビ 第43回 未来屋書店西岡店

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?

西岡エリアの住民が「ここに行けばすべての用事が済む」と足を運ぶイオン札幌西岡ショッピングセンター。その用事の中には、お目当ての本や雑誌を探すこともかなりの頻度で含まれているはずだ。2階にある未来屋書店西岡店を訪ねた。[2011.9.5]

案内を買って出てくれたのは勤務8年目、同店のリーダーを務める岡田和久さん。西岡店と桑園店を任されている星野綾子店長が多忙なときには、実質的に副店長の役割を果たす現場の責任者だ。

「発注や棚の管理は各担当者に任せていますので、僕は何か決めかねることがあるときの相談役。店全体としては女性やお子さんでも取りやすい棚の陳列や、街中に出なくても話題書や最新刊がここで買える売れ筋の充実を心がけています」

昨年5 月のイオンオープンと同時に未来屋書店西岡店の歩みもスタート。「地域に愛される店づくり」のために、今年7月末には初めて、知育ブロックLaQ(ラキュー)を使った無料イベントを開催した。対象は3歳から小学校中学年までの子どもたち。店頭に机と椅子を用意し、岡田さん自身が「遊んでいきませんか?」と呼びかけた甲斐もあり、2日間で400人が集まる盛況ぶりだった。

「前日まで“誰も来なかったらどうしよう”と心配していましたが、終わってみるとおかげさまで大成功。“次はいつやるの?”という声もかけていただき、やってよかったと喜ぶ一方で、これからもお客様の声に応えていかなくては、という気持ちになりました」

地域の書店が果たす役割は本を売ることだけにとどまらない。岡田さんをはじめスタッフのアイデアがこれからどんな風に広がっていくのか、西岡の人たちもきっと楽しみにしているに違いない。

岡田さんがセレクト!3冊のおすすめ本

1)上沼恵美子・真平著「犬も食わない 上沼さんちの夫婦げんか事件簿」(学習研究社)

テレビでおなじみの人気芸人、上沼恵美子さんと夫の真平さんは結婚して34年。タイトル通り“犬も食わない”夫婦げんかのエピソードをまとめたのがこの一冊です。同じことがらでも妻の目・夫の目を通すとこうも変わるものか、と全編笑いっぱなし。なんとも心憎い最後のあとがきにいたるまで全ページに関西の芸人魂を感じます。

2)大沼紀子著「真夜中のパン屋さん」(ポプラ社)

タイトルに惹かれて手に取りました。物語の舞台は、都会の片隅で真夜中にだけ開く不思議なパン屋さん。いつも笑顔のオーナーやイケメンパン職人、居候女子高生が、思わぬところから事件に巻き込まれていくストーリーです。作者の大沼紀子さんは期待の新鋭。文庫書き下ろしです。

装丁本の美しい本)森見登美彦著「夜は短し歩けよ乙女」(角川書店)

人気イラストレーター中村佑介さんが描いた繊細なイラストの表紙に目が止まりました。中村さんといえば、ベストセラー「謎解きはディナーのあとで」の表紙絵でもおなじみ。この「夜は短し…」は単行本と文庫で表紙が異なり、個人的にはこの単行本のほうがお気に入りです。内容はかわいらしい恋愛小説ですが、実は京都の街並の描写が秀逸。頭の中でイメージを膨らませながら読み進めていきました。

週間売筋ランキング 対象期間 平成23年8月29日〜9月4日

文芸書

第1位:「謎解きはディナーのあとで」 東川篤哉 著 (小学館)
第2位:「心を整える」 長谷部誠 著 (幻冬舎)
第3位:「下町ロケット」 池井戸潤 著 (小学館)

文庫

第1位:「神様のカルテ」 夏川草介 著 (小学館)
第2位:「「いいこと」がいっぱい起こる!ブッダの言葉」 植西聡 著  (三笠書房)
第3位:「夜明けの街で」 東野圭吾 著 (角川書店)

ビジネス書

第1位:「9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」 福島文ニ郎 著 (中経出版)
第2位:「死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉」 千田琢哉  著 (かんき出版)
第3位:「「伝わる!文章力が身につく本」 小笠原信之 著 (高橋書店)

ページの先頭へもどる

最近の記事