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北海道書店ナビ  第95回 丸善札幌アリオ店

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?

札幌東区に広がるメガショッピングモール「アリオ札幌」。イトーヨーカドー併設アリオモール3階の奥まった一角に書籍とステーショナリーの大型専門店丸善がある。30万冊の品揃えであらゆるファミリー層を楽しませている。【2012.10.15】

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=VL4lVoeN2oM]

店舗面積約300坪、取り扱い冊数約30万冊。札幌市内屈指のメガ書店丸善札幌アリオ店を訪ねたのは10月頭のこと。ダイアリーやカレンダーがずらりと並び、今年で6度目を数える年末商戦が始まったばかりの店頭を書籍グループ長の松本かおりさんに案内していただいた。

「当店の主なお客様はアリオでお買い物を楽しむファミリー層ですので、私どもも“親子の絆を深める店舗”をテーマに児童書に力を入れています」。通常はランキング本や新刊が並ぶ店頭すぐの場所に児童書コーナーを置き、カートやベビーカーの親子がそのまま立ち寄れる動線でやさしく招き入れている。

さらに毎月第3土曜の午後2時からは松本さんと2人のボランティアスタッフによる「読み聞かせの会」を開催。今はクローズした新さっぽろ店で始まった読み聞かせをこのアリオ店で引き継ぎ、今年で10年目を数えるという。「4歳だったお子さんが中学生になって遊びに来てくれたりすると本当に続けてよかったと思います」。

ティーンの読者向けには「札幌市立中央中学校の本棚」がある。近隣にある同校の生徒が国語の授業で作ったPOPと推薦本を展示し、実際の販促活動に役立てるユニークなコーナーだ。ポップ作りを通じて生徒に読書の楽しさを伝えたい学校側にとってもうれしい発表の場となっている。
「中央中学校さんからのお声がけで開店当初から始まった棚ですが、地域の学校との連携はこちらも大歓迎。親御さんたちが参考になさっているようです」。印刷物とは異なる一点ものから発せられる“肉声”で本の魅力をPRしている。

それにしても約300坪の広さとは棚の整理が大変そう…そんな疑問をぶつけてみると、同店では朝と夜、全スタッフで行う整理整頓の時間を設けているという。「お客様にいつでも気持ちよくお買い物をしていただけるように、という思いとスタッフにも担当ジャンルを超えてたくさんの本を触ってもらいたくて始めた習慣です」と松本さん。他店を圧倒する広さに甘んじない細やかな店づくりを実践している。

Store picture


毎月第3土曜は読み聞かせの日。松本さんが作詞した「おはなし丸」の歌で“みんなでいっしょにおはなしのふねにのって出かける”楽しさを共有する。


開店時から続く「札幌市立中央中学校の本棚」。生徒自作の元気なPOPが本の魅力を訴えかけてくる。

Basic information

【  住    所  】札幌市東区北7条東9-2-20アリオ札幌3階
【 電 話 番 号】011-733-6226
【 営 業 時 間】10:00〜21:00
【 定  休 日  】年中無休

松本さんがセレクト!3冊のおすすめ本

1)松本英子著「謎のあの店」(朝日新聞出版)

コミック担当のスタッフと大笑いしながら読んだコミックエッセイ。その土地その土地で長く経営していてずっと気になってはいるけれど入ったことがない“謎のあのお店”を思いきって訪ねるというコンセプトです。作者の驚きやツッコミがいちいち的を射ていて、まるで読者である私たちの代わりに行ってもらっているような感じがたまりません!面白おかしく描いてある根っこにちゃんと愛情を感じるところも二重マルです。

2)アリス・プロベンセン、マーティン・プロベンセン著「たまごって ふしぎ」(講談社)

今度の読み聞かせ会で取り上げようと思っている絵本です。アメリカで出版されたのは1970年とありますが、和訳されたのは2012年のこと。「たまご」についての子どもたちの素朴な疑問が、本を閉じたあとも心に残るすばらしい絵とともに紹介されています。私が思う「いい絵本」とはそこに答えが書いてあるもの、というよりもページのすみずみから想像や会話が始まる絵本。その意味でもたくさんの親子に読んでほしい一冊です。

魅力的な装丁本)小沢俊夫著・赤羽末吉イラスト「はなさかじい (日本の昔話 1)(福音館書店)

ハードカバーで函入り。最近児童書でこのタイプは作られていないのであえてピックアップしました。世代を超えて読み継がれている日本の昔話にふさわしい、あたたかみのある装丁本、これからのプレゼントシーズンにいかがでしょうか。ケースがボロボロになるほど繰り返し読んだ時間がやがて懐かしい子ども時代の思い出になります。

丸善アリオ店のフェア情報

「マンガで鉄道旅」 開催中~11月中旬まで

担当一押しの「鉄本」はじめ鉄道にまつわるマンガを集めました。お子様から大人まで楽しめます。

週間売筋ランキング 対象期間平成24年10月1日~10月7日

文庫

第1位:「ツナグ」 辻村深月 著(新潮社)
第2位:「ハング」 誉田哲也 著(中央公論新社)
第3位:「プラチナデータ」 東野圭吾 著(幻冬舎)

文芸書

第1位:「魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?」 東川篤哉 著(文藝春秋)
第2位:「舟を編む」 三浦しおん 著(光文社)
第3位:「百年法 上」 山田宗樹 著(角川グループパブリッシング)

ビジネス書

第1位:「99%の人しかしていなかった1%の仕事のコツ」 河野英太郎 著(ディスカヴァー21)
第2位:「読書の技法」 佐藤優 著(東洋経済新報社)
第3位:「大富豪アニキの教え」 兄貴(丸尾孝俊) 著(ダイヤモンド社)

趣味生活書

第1位:「太らないおかず144 秋冬編」 (角川グループパブリッシング)
第2位:「月齢ごとに「見てわかる」離乳食百科」 (ベネッセコーポレーション)
第3位::「天然石ローズクオーツ製ハートの美かっさ」 (宝島社)

児童書

第1位:「ダースヴェイダーとルーク(4才)」 J・ブラウン 著(辰巳出版)
第2位:「だるまさんが」 かがくいひろし 著(ブロンズ新社)
第3位:「友だちがいっしょなら!」タニヤ・シュテーブナー 著 (学研マーケティング)

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