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第225回 BOOK・NET・ONE浦河店

海と馬のまち、浦河町で唯一の本のリサイクルショップ「BOOK・NET・ONE浦河店」。新刊の取り扱いも徐々に増やし、2014年12月には2階にレンタルのゲオもできたことで、集客はうれしい右肩上がり。忙しい日々が続いている。[2015.6.8]

2014年に発表された調査会社アルメディアの統計によると、2014年5月時点で全国の書店数は約14000店。新刊書籍を取り扱う書店がない自治体のトップに北海道があげられ、道内179市町村中、約60の市町村に本屋がないという厳しい現状が明らかになった。

太平洋に面したサラブレッド観光のまち、浦河町でも2012年5月にTSUTAYA浦河店が撤退。浦河町のみならず様似町、えりも町の日高東部3町で、雑誌やコミックを除く新刊書籍を取り扱う専門書店が一軒もない状態に陥った。

その後、後継店として2012年6月1日にBOOK・NET・ONE浦河店がオープンしたことで近隣の住民たちはひと安心。当初は買取中心のリサイクルのみだったが最近は新刊書も加わり、「今後も増やしていきたいです」と坂本譲店長も意欲を見せる。

古書だけでなく新刊も置くBOOK・NET・ONE浦河店。

「まちの本屋さん」は忙しい。2015年5月の取材当日もひっきりなしにお客が訪れ、レジや買い取り計算だけでなく、宝くじの販売にも坂本店長は大忙し。2014年12月からは2階にDVD・コミックレンタルのゲオができ、客足がさらに伸びているという。
店の中央には新刊雑誌がずらりと並び、コンビニを超える品揃えをアピール。さらに絵本や学習参考書も充実させて、地元の育児や教育を応援する「まちの本屋」の役割もしっかり果たしている。

コミック雑誌の他にも幅広いジャンルの新刊雑誌をラインナップ。

サラブレッド観光のまちらしく、馬コーナーの一画も充実。

長く読み継がれる名作絵本や定番の学習参考書は
リサイクルショップで買うのも賢い選択肢かも。

2014年11月25日には、BOOK・NET・ONE浦河店から歩いてすぐの住宅街に町民出資型の新刊書店「六畳書房」がオープンした。畳六畳分のこじんまりとした規模だが、「まちに本屋があること」の重要性を感じ取っている浦河の皆さんの切実な気持ちが伝わってくる。

六畳書房が身近なコミュニティスペースだとしたら、BOOK・NET・ONE浦河店のほうはゲオとあわせて最新のエンタメ情報発信地としての期待値が高まっている。人口1万3000人の浦河町、いま書店が熱い。

Basic information
住所 〒057-0033
浦河郡浦河町堺町東6丁目493-31
電話番号 0146-22-7722
営業時間 10:00~22:00
買取受付時間 10:00~20:00
駐車場 有り
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