北海道書店ナビ

第600回 BOOKニュース 2024年GW編

BOOKニュース

[2024.4.29]

2024年春の大型連休を前に、まちの本屋さんのHAPPY BIRTHDAY情報と旬な話題をリストアップ!「普段はなかなか行けなくて」というところにもぜひ足を運んでみてくださいね。

春の本屋さんHAPPY BIRTHDAY!0歳から30歳まで

祝!4/2に30歳

札幌市手稲区の「ちいさなえほんやひだまり」が4月2日に開店30周年を迎えました!同日は青田正徳店長の誕生日でもあります(「アンデルセンの誕生日でもあるんですよ!」と青田さんから嬉しそうに教えてもらったことがあります)。 ただいま人気絵本作家きくちちきさんの習作絵本原画展も開催中!金・土・日・月・祝営業ですがFacebook「ちいさなえほんやひだまりプロジェクト」で開店情報をご確認のうえ、お運びください。

ちいさなえほんやひだまりプロジェクト

www.facebook.com

[NEW]厚別区に4/2open!

「ひだまり」と同じ誕生日の4月2日、札幌市厚別区にブックカフェがオープンしました。「絵本屋さんカフェ Open Sesami」。最寄駅の地下鉄東西線「大谷地」駅から徒歩2分!10数年続いた地元カフェのあとを受け継ぎ、改装や仕入れ費用調達のクラウドファンディングに見事成功。思いの詰まった空間で「絵本から広がる世界へのトビラ」を”ひらけごま”!

絵本屋さんカフェ|オープンセサミ OpenSesame|札幌市厚別区大谷地

opensesame-ooyachi.com

4/28で元気に1歳!

2024年4月28日で無事に1周年を迎えたのは札幌市中央区の古書店「円錐書店」。アートや人文系、詩歌、洋書、ZINEが充実。最寄り駅は地下鉄「幌平橋」駅。周辺には立ち寄りたくなる飲食店もいっぱい!中島公園のお花見も兼ねて足を伸ばしてみませんか。

第579回 札幌市南17条に古書店「円錐書店」オープン!

www.syoten-navi.com

5/3に7歳になりました!

札幌市中央区にある谷川俊太郎さん公認のブックカフェ「俊カフェ」が5月3日で祝7歳!ことばに関する多彩なイベントが続きます。Facebookでアップされているマンスリーカレンダーを見れば、いつ何があるのか一目瞭然。美味しいヴィーガンスイーツもあるので普段のカフェ使いにもおすすめです。

俊カフェ|Facebook

[NEW]白老町で5/3open!

同日誕生日の本屋さんネタがもうひとつ。俊カフェ開業日と同じ5月3日に白老町待望のまちの本屋さん「またたび文庫」がオープン!地域おこし協力隊の羽地夕夏さんが移動書店で活動していましたが、クラウドファンディングに成功し、固定店舗を構えた本格稼働の日を迎えます。JR白老駅から歩いて行ける立地。書店ナビも今後の取材が楽しみです!

またたび文庫

matatabi-bunko.stores.jp

35周年記念出版&本屋さんたちが始めた終活セミナー

創立35周年記念出版は「地酒」!

ほっかいどう地酒ラベルグラフィティー

ほっかいどう地酒ラベルグラフィティー
美麗なラベルと銘酒150余年の歩み
能登亨樹/編著 和田由美/監修  亜璃西社
巻頭特集はレトロラベルコレクション。 幻の地酒ラベルや北海道の酒造史、明治期から令和まで「ラベルでたどる北の酒蔵」、北海道の酒米など見応えある内容がギッシリ!


北海道の文化の振興・発展において「敬愛」すべき役割を果たした個人または団体に贈呈される「アート選奨K基金賞」。令和5年度は札幌の老舗出版社、亜璃西社が受賞しました! そんな同社の創立35周年記念出版となる最新刊は『ほっかいどう地酒ラベルグラフィティー』。「北海道の開拓とともに始まった本格的な日本酒造り。その歴史を明治期からの美麗なビンテージ&レトロラベルで辿っていきます」。読めば、もちろんその日は日本酒デイになること間違いなし!

株式会社 亜璃西社(ありすしゃ)

www.alicesha.co.jp

[miniレポート]まちの本屋さんが終活窓口に

札幌市東区のダイヤ書房と北区のSeesaw Booksが協力し、2024年4月から「街の本屋の安心終活セミナー」をスタート。土田史(つちだ・ふみと)弁護士を代表理事とする9人の”士業”集団「一般社団法人北海道シニアサポートぽぷら」のメンバーを講師に迎え、毎月ダイヤ書房で無料開催していく。

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場所はダイヤ書房本店3階。第1回は4月24日に開催。約20人が参加し質問も飛び交った。

第1回のテーマは主にエンディングノートと遺言について。書店にエンディングノートが並ぶようになって久しいが、実際に書き始めるには心のハードルがあることもまた事実だろう。そんなビギナーたちに向けて土田講師は「完璧を目指さずに書けるところから書いていけばいいんです」とやさしく促し、「エンディングノートの目的は情報共有。何かが起きる前に周囲の人と情報共有しておくことが大切です」と繰り返した。
この日、ダイヤ書房がおすすめする実物のエンディングノートが教科書代わりに配られ、それを見ながら話を聞けるのも本屋開催ならではの工夫であった。購入する前提で早速目の前のノートに気になったことを書きこみ、セミナー終了後そのままレジに向かう参加者たちの姿も見かけた。

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冒頭、挨拶をするSeesaw Booksオーナーの神輝哉さん。終活相談サービスに取り組む株式会社PLOW(プラウ)の代表も兼任する。

エンディングノートと異なり、法的効力を持つ遺言に関しては「遺言を残す目的は2つ、意思実現と紛争防止です」と解説。
遺言がない、あるいは曖昧なために紛争になった時の経費やストレスを考えると、時間や経費をかけても公正証書遺言書を作成した方がいい。土田講師の話を聞くと、こうした”誰に聞けばいいかわからなかったこと”がスルスルと頭に入ってきた。
「皆さんの困りごと解決の入り口が本屋さんになれば」という神さんの言葉のように、本屋に寄せる信頼感が終活セミナーという形を得て私たちの前に現れた。札幌で初めてのこの試みに、あなたも加わってみませんか。

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ステキなキッズコーナーもあるダイヤ書房。店の一角にあるセレクトショップ「ヒシガタ文庫」やカフェも人気を集めている。

後見制度や老後の財産管理がテーマとなる第2回「街の本屋の安心終活セミナー」は5月25日土曜13:00~15:00開催。定員20名。
予約受付 ダイヤ書房本店/ヒシガタ文庫【参加費無料】
電話011-712-2541
Mail: hello@hishigatabunko.com

ヒシガタ文庫 | 札幌にある雑貨・本屋「ヒシガタ文庫」

hishigatabunko.com

https://twitter.com/UntappedHostel

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