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北海道書店ナビ 第50回 ブッキー平岸店

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?

こちらのお店は閉店しました。

地下鉄南北線の南平岸駅すぐ。マックスバリュ平岸店2階にあるブッキー平岸店。26坪の小さな店がなんと来年は36周年を迎えると聞いて驚いた。が、それもそのはず、会社は大正13年に創立。札幌でも指折りの老舗企業なのだという。

札幌市東区に本社を構える株式会社近藤商會は、大正13(1924)年に創立。当初は官公庁相手の事務用品卸しから始まり、創立87目の今では多角的なオフィス・ソリューションを提案する老舗企業に成長した。

その近藤商會が事業拡大の一環として自社で始めた小売り事業が、「本と文具の店ブッキー」平岸店と菊水店の2店舗である。
平岸店を任されている近野直子店長は、今から29年前にアルバイトで入り、2年後の正社員昇格と同時に店長に就任。以来、店の歩みとともに書店員としての経験を積んできた。

「そんな大層なことは何もしていないんですが…」と謙遜する近野店長だが、“欲しい本は買わずにいられない”という本好き度は相当なもの。ほぼ毎日顔を出す常連客にとっては読後の感想を分かち合える貴重な話相手になっている。
反対に近野店長がお客様からおすすめ本を教わることもあるそうで、「私のほうこそ読書の幅を広げてもらっています」と常連客への感謝を口にした。

店の主な売上は雑誌・コミックという書店の定番ラインだが、TVで取り上げられた話題本の人気が細く長く続くのは、街中に出ずとも近場で手に入れたいと考えるお客が多い<ご近所書店>の特徴だ。

4年前からはPC発注ができる「ブックライナー」を導入し、「明確な納期をお客様へお伝えできるようになりました」と喜ぶ近野店長。
すみずみまで目の届く小さな店で大好きな本に囲まれ、長年通い続ける顧客と本談義を重ねていく。近野店長の静かな笑顔に、これもまた理想の書店員のありようなのだと教えてもらった気がした。

Store picture

レジ棚では季節のディスプレイでお客様の目を楽しませている。

Basic information

【  名    称  】ブッキー平岸店

【  住    所  】札幌市豊平区平岸3条13丁目マックスバリュ平岸店2F

【電話番号】011-812-4651

【営業時間】10:00-21:00

【 定  休 日 】年中無休

近野店長がセレクト!3冊のおすすめ本

1)トム・ロブ・スミス著「エージェント6(シックス)」(新潮社)

「チャイルド44」「グラーグ57」に続く、レオ・デミドフレオシリーズ三部作の完結編。文庫で上下巻に分かれています。三部作とも舞台は違いますが、主人公レオの愛あり冒険ありの物語。あまりに面白くて、朝方まで読みふけったこともありました。一気に読ませるシリーズです。

2)吉田修一著「あの空の下で」(集英社)

「悪人」の吉田修一もいいですが、こちらはまたひと味違った吉田ワールドが楽しめる作品集。ANAグループの機内誌「翼の王国」に連載されていた12の短編と6つの都市にまつわるエッセイが収録されています。自分が旅した場所の思い出と重ね合わせて読めば、面白さも倍増。私は台湾の話が好きでした。まだ文庫にはなっていませんが、同じく「翼の王国」の連載から「空の冒険」も出ています。

3:装丁の美しい本)堀江敏幸著「彼女のいる背表紙」(マガジンハウス)

“積読(つんどく)”派の私が言うのも恐縮ですが、やはり装丁が気になる本はどうしてもそばに置いておきたいもの。雰囲気に惹かれてつい手に取った本は数知れず、「彼女がいる背表紙」もそんな衝動買いの一冊です。「クロワッサン」連載の単行本化で、装丁と写真はフランス文学者の著者堀江氏本人が手がけています。装丁から漂う静謐な印象そのままの上質な随筆集です。

フェア情報

タンタン映画化記念フェア 平成23年11月中旬〜平成23年12月末日

今年12月映画化の「タンタンの冒険ユニコーン号の秘密」

原作の3点(「なぞのユニコーン号」、「レッド・ラッカムの宝」、「金のはさみのカニ」(福音館書店))
ペーパーバック版で展開します。

週間売筋ランキング 対象期間平成23年9月28日〜10月4日

文庫

第1位:「夜明けの街で」 東野圭吾 著(角川書店)
第2位:「おまえさん(下巻)」 宮部みゆき 著(講談社)
第3位:「百年の呪い―新・古着屋総兵衛〈第2巻〉」 佐伯泰英 著(新潮社)

文芸書

第1位:「マスカレード・ホテル」 東野圭吾 著(集英社)
第2位:「下町ロケット」 池井戸潤 著(小学館)
第3位:「向田邦子の陽射し」 太田光 著(文藝春秋)

ビジネス書

第1位:「国防論」 小林よしのり 著(小学館)
第2位:「人生の収穫」 會野綾子 著(河出書房新社)
第3位:「新・堕落論-我欲と天罰-」 石原慎太郎 著(新潮社)

趣味生活書

第1位:「人生がときめく片づけの魔法」 近藤麻理恵 著(サンマーク出版)
第2位:「続・体脂肪計タニタの社員食堂」 タニタ 著(大和書房)
第3位:「体脂肪計タニタの社員食堂」 タニタ 著(大和書房)

児童書

第1位:「宇宙の迷路」 香川元太郎 著(PHP研究所)
第2位:「アンパンマンののりものりょこう」 やなせたかし著(フレーベル館)
第3位:「おとのでるじどうしゃドライブブック」 (宝島社)

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