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北海道書店ナビ 第80回 サンソフィアランド

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?

札幌の街中から藻岩橋を渡り、真駒内通に車を走らせてすぐの右側に小さな商店街があるのをご存知だろうか。クリーニング店や弁当屋、ガソリンスタンドが並ぶ真駒内商店街に今年で22年目を迎える文具・書籍の「サンソフィアランド」がある。【2012.6.11】

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=ZsSAlWQkeHk]

平成2年10月に開店した「サンソフィアランド」は18坪の小さな小さな文具・書籍店。その昔は同名店舗でスーパーの中に入り、多店舗展開もしていたが、少子化や長い出版不況のなかでどこも撤退した。

その後、当時の経営者の妻であり読書好きの山岡あけみさんが店長を務める新体制になり、現在の真駒内商店街に店を構えてから今年で22年目を迎える。

店は近隣の真駒内公園小学校や真駒内曙中学校の児童が買っていく文具が中心。近所の主婦5〜6人による手作りクラフトなども置き、書籍は「ほぼ買い手の顔が見えている」雑誌を中心に取り扱う。
「どんな本を入れたらいいかお客様と相談しながら決めたりする」店頭入荷のほかに、開店前に自転車で配達する外商も続けている。

取材当日、店の大きなガラスいっぱいにマンガの人気キャラクターが描かれていた。もちろん描いたのは山岡さんだ。
「毎年、新小学生向け雑誌の販促キャンペーンがあるんです。描くほうは大変なんですが一応季節ものだから。でも最近は子どもの数が減ってきましたよね。うちも随分さみしくなりました」

かつて店頭に行けば店のおじさんおばさんから下の名前で呼ばれるような近所の文具店は、子どもたちにとって貴重な社交場だった。そんな昭和の名残りを感じさせるサンソフィアランドのような場所も今では希少な存在だ。
店の壁には常連客だった中高生が描いたというマンガキャラクターの絵が張ってあった。「飾ると喜んでくれたから。思い出にね」、そう言って少し遠くを見つめる山岡さんだった。

Store picture

店名にあるソフィアは「知識」の意味。書籍・文具の他にも近所に住む方から委託された雑貨や小物が並ぶ。

Basic information

【  名    称  】サンソフィアランド
【  住    所  】札幌市南区真駒内本町6丁目3-1
【 電 話 番 号】011-582-6280
【 営 業 時 間】10:00〜19:00
【 定  休 日  】毎月第2第4日曜日

山岡さんがセレクト!3冊のおすすめ本

1)中村仁一著「大往生したけりゃ医療とかかわるな」(幻冬舎)

現役のお医者様が書いた本にこういうタイトルが付けられるとインパクトがありますよね。過激なタイトルですが、読後「そのとおりだ」と共感される方が多いようです。50代のお客様が「こういう先生がもっとたくさんいるといいのにね」とおっしゃっていたのが、深く心に残っています。

2)タニタ著「体脂肪計タニタの社員食堂」(大和書房)

無理なダイエットは続かないし、反動のリバウンドもあると聞いています。その点、からだにいいレシピがたくさん紹介されているこの本はいいですね。

魅力的な装丁本)東川篤哉著「謎解きはディナーのあとで」(小学館)

当店に来る若いお客様が随分手に取っていき、「人気があるんだな」と教えてもらいました。今までにないような鮮やかなイラストの表紙も人気の理由かもしれませんね。

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