心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?
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「中高生とまち、プロの力で映画を作る 茜色クラリネット公式ガイドブック」は映画の公開に先行して3月上旬から全道300店近くの書店で発売中。通常は劇場販売が中心のパンフレットとは異なり、一冊の映画本あるいは北海道本として書店に並んでいる。A5サイズで全100ページとボリュームもたっぷり。〈中高生が劇場公開の長編映画を作る〉という、全国でも珍しいこの映像制作プロジェクトの全貌が多角的に紹介されている。
映画解説は、映画評論家の森直人さんが執筆。映画全篇にわたって漂う「人懐っこさ」を「ハンドメイドの温かみから来るもの」とする一方で、「技術的にも甘えがなく、冷静にウェルメイドな構築を目指した作品」と核心を突いた評を寄せている。
スタッフ・キャストインタビューは「中高生編」と彼・彼女たちをサポートした「大人編」に分かれ、札幌在住の現役高校生監督である坂本優乃さんのページには「坂本優乃を見つめた指導監督早川渉のまなざし」という一言コメントも掲載。映像制作に関わった21人の中高生を見守った大人たちによる本人評が盛り込まれている。と同時に「大人編」にも中高生たちによるコメントが掲載されており、「私の師匠です!」「“さすがプロ!”のカッコよさでした」などなど、現場で築かれた両者の関係性を読み込むのも面白い。
まちづくりの市民団体「土曜はコトニ」実行委員会のメンバーが中心となり、この映画づくりのために集まった団体だ。ガイドブックには、屯田兵の入植から始まるまちの歴史やロケ地マップ、地元の声を紹介する「ようこそ、琴似へ!」コーナーもある。まちをあげての協力体制が映画の完成に必要不可欠だったことが見えてくる。
も必見の価値あり。「この金額でここまで実現できた北海道」の底力と誇らしさが数字を通して伝わってくる。
2013年夏、中高生×琴似(コトニ)のまち×プロの映画人。〈地域で撮る映画制作〉の全てがこの一冊に。スタッフ・キャスト関係者50人近くの声を一挙掲載!映画によるまちおこしや映像制作の参考になる制作スケジュール「茜色カレンダー」やシナリオも採録。帯メッセージはあの是枝裕和監督!ーー「中学生たちのまっすぐな視線で撮られたこの映像に触れると「いつの間にか自分も『大人病』にかかってしまったのではないか?」という不安に襲われる。映画について、人生について大切なことを思い出させてもらいました。」
一人の教師との出会いが金髪ギャルとその家族の運命を一変!投稿サイトSTORYS.JPで60万人が感動した、笑いと涙の実話を全面書き下ろし。タイトルと表紙のインパクトで当店でも高校生やその親御さん世代のビジネスマンの方が買って行かれます。
アメリカのミシガン州で一緒に育つ柴犬マルちゃんと一茶くんを母親が撮影した大人気写真集。第二弾『ぼくのともだち』も出ていますが、どちらを先に読んでもページをめくるたびにわき上がるほっこりとした温かい気持ちに変わりはありません。本当の兄弟みたいに遊び、眠り、成長する。タイトルどおり、ことばに拠らないつながりが大勢の読者の心を掴んでいます。
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