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北海道書店ナビ 第96回 文教堂書店新道店

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?


札樽自動車道・国道274号線沿いにある文教堂書店新道店。200坪の正面入り口を入って右側が書籍、左側が文房具の二分割した作りになっている。【2012.10.27】

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=q4e7qOwm3sQ]

札樽道を小樽方面に向かって走らせると左側に見えてくる文教堂新道店は、200坪面積中、書籍と文房具が100坪ずつのワンフロアショップ。“本の岩本”時代から店は続き、近隣に伏古小学校、東苗穂小学校、札苗中学校が集まるスクールゾーンという場所柄、「文化祭シーズンになると文房具が一斉に動き出します」と梅本憲一店長が解説してくれた。

入口すぐの場所には文教堂書店グループのウィークリーランキング本を並べ、少し奥まったところには映像化作品コーナーを設置。「街中と違って話題本の反響はゆっくりじっくり」。発売当日に飛ぶように、というよりもじわじわと売れ出す傾向にあるという。

梅本憲一店長



主な客層は日中、車で立ち寄る会社員や近隣ショップの店員たち。ビジネスや実用書関連が売れ筋の上位を占める。

週末になると子どもたちを伴うファミリー層が訪れ、「ダンボール戦記」のプラモデル組み立てキットなどメディアミックス本の動きが活発に。「書店がおもちゃ屋のような役目を果たしている」と梅本店長は話す。
今の時季は年賀状の素材集や家計簿などが並び、常連客が年越しの準備に足を止めている。

Store picture



文教堂書店だけの復刊コーナー。「ここでしか読めない」名作がずらり。



売場の半分を占める文具コーナーも充実!


Basic information
【  住    所  】札幌市東区伏古10条5丁目
【 電 話 番 号】011-784-3618
【 営 業 時 間】9:30〜24:00
【 定  休 日  】年中無休

梅本店長がセレクト!3冊のおすすめ本

1)ネガポ辞典制作委員会著「ネガポ辞典」(主婦の友社)
テレビで紹介された人気アプリの書籍化。ネガティブワードをポジティブに言い換える辞典です。一例を挙げると「辛口」は「スパイシー」(笑)。うまいこというもんだと感心しつつ、楽しく気分転換できます。書籍でしか読めない未公開フレーズや使用例も満載!
2)香納諒一著「雨のなかの犬」(講談社)
文教堂書店では過去の名作に光を当てた当社限定<奇跡の復刊本>を販売しています。傑作ハードボイルド連作集「雨のなかの犬」もその一冊。1997年に刊行され、2000年に文庫化された作品の復刻版です。これからも自社で発掘した良書を皆さんにご提供していきます。
魅力的な装丁本)貴志祐介著「悪の教典・上下」(文藝春秋)
黄色バックにまがまがしいカラスのアップが迫ってくる上巻と、物語の舞台となる学校での惨劇を予感させる真っ赤な下巻カバー。どちらも思わず手が伸びるインパクトたっぷりの映画化原作です。

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