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心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?
●ココに注目!“私の街の私の本屋さん”をモットーとする喜久屋書店/BOOK JAM岩見沢店は、今年の3月で嬉しい開店一周年。「地元にこんなに充実している本屋さんができて嬉しい!」という喜びの声がまだまだ広がり続けています。[2011.7.4]
この夏、前野武司店長が強力にプッシュするのは7月の第一土曜から2カ月間催される「アウトドアフェア」。
なかでもフライフィッシング関連の書籍は、「関西出身の私が北海道に来てからハマった」という前野店長渾身の品揃えです。
自分の棹を使ったディスプレイやDVD上映で釣り心をかきたてる作戦もバッチリ!

喜久屋書店/BOOK JAM岩見沢店 前野武司店長
「今、女性や若い方の間でルアーフィッシングを始める方が増えています。
生きた餌に触らないのでどなたでも始めやすいのかもしれませんね」。
かつて帯広店にいた頃は早朝釣りを楽しんでから遅番出勤、という北海道アウトドアライフを
満喫していた前野店長。惜しみない釣りへの愛情がすみずみにまで行き渡った「アウトドアフェア」、ぜひお立ち寄りください!

フェア前から充実のアウトドア/釣りコーナー。

普段から地域トップクラスの品揃えです。
【釣り関連人気本BEST3】

第1位:「北海道の鱒釣り」奥本昌夫著(つり人社)
北海道豊浦町出身の著者は『North Angler’s』にも記事を執筆。
第2位:「執渓流釣り北海道―120河川ガイド」塩田彦隆著(北海道新聞社)
北海道を流れる名流120本の徹底データをこの一冊でカバー!
第3位:「トラウトルアー最新マニュアル」(つり人社)
初心者から本流派まで釣り人を魅了するトラウト攻略の最新情報。
●2011年期待の作家

私、前野のおすすめは函館出身の作家、故佐藤泰志さんです。昨年地元有志の手により映画化が実現した「海炭市叙景」、この遺作を読んで他の佐藤作品を求める方が多く、「もうひとつの朝」「移動動物園」などもここにきて新たな注目を集めています。いつまでも店頭に置いておきたい佐藤作品、“奇跡の復活”を遂げた作者の生き様に感銘を受けます。
●魅力的な装丁本
セオドア・グレイ著「世界で一番美しい元素図鑑」(創元社)

外側の装丁に限定せず、“見応えのある本”としてぜひご紹介させてください。タイトルに「図鑑」とありますが、中身はむしろ「写真集」のような展開。一つ一つの元素をページいっぱいに広がるビジュアルで解説する構成に、科学に興味がある方なら思わず見入ってしまうはず。3,990円という「頑張ればなんとかなる」価格設定に意を決してお買い求めになるお客様もいらして、皆さん実にいい表情でレジにお越しになります。
●北海道ゆかりの本
都会生活研究プロジェクト[北海道チーム]「北海道ルール」(中経出版)

関西から来た私にとっては教科書がわり。「ゴミを投げる」は、かなりインパクトがありました。斎藤佑樹投手のイラスト入りカバーになってからまた一段売り上げを伸ばしています。この本以外にも、北海道関連本には道民も知らない情報があちこちに散りばめられていますので、それを拾い出しては岩見沢の皆さんにおもしろくご紹介できればと思っています。
●今月のオススメ本
長谷部誠著「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣」(幻冬舎)

TVでも取り上げられ、すっかり知名度を上げた日本代表キャプテン長谷部誠の自己啓発書。「中学生の子どもがサッカー部の先生に勧められたから」とお探しのお母さんもいらっしゃいました。自己啓発書にありがちな“上から目線”はなく、平易な言葉ですっと心に入ってくる表現が人気の秘密でしょうか。ご本人のおごらない好青年ぶりにも好感が持てますね。