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北海道書店ナビ 第52回 宮脇書店札幌元町店

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?


イオン札幌元町店3階にある宮脇書店札幌元町店。主な客層はファミリーやご年配層。日ごろは雑誌や児童書を中心に売れ行きを伸ばし、10月半ばの取材時には年末恒例の手帳やカレンダーを豊富に取り揃えていた。

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=mKqEKIMD_wI]

勤務歴6年の高野智美さんが店長を務める宮脇書店札幌元町店。札幌市内にある姉妹店の中ではもっとも小さな店構えだが、それでも広さは150坪クラス。「お目当ての本を探すのが大変なときはスタッフに気軽に声をかけてくださいね」と高野店長は呼びかける。

「仕事に没頭しているとつい難しい顔をしてしまいがちですが、スタッフたちとつねに“お客様が声をかけやすい雰囲気を大事にしようね”と話しています」

イオンのインショップともなれば、店づくりの柱は<家族で楽しめる品揃え>。ここ宮脇書店でも、絵本にかけよるちびっこや世の最新情報を知りたい母親、話題のビジネス書が気になる父親と、幅広いニーズにこたえた本を取り揃えている。

取材当日は“ママ友”同士で子どものためにドリルを選ぶ光景も見られ、すぐそばの児童書コーナーからは「ママ、こっちで本読んでるね!」という元気な声が聞こえてきた。

「最近は小学校でも“朝読”が増え、子どもたちが本に触れる時間を増やしていると聞いています。当店でも児童書コーナーを拡大したところ、お客様から好評で、これからも子ども時代にぜひ読んでほしい本との出会いを提供できたら嬉しいです」と高野店長は話す。

新年の足音が徐々に近づいてきた現在は、店頭に手帳や家計簿、カレンダーがずらりと並ぶ。家族で楽しめる本と一緒に、家族の歩みを刻む新年アイテムもじっくりと同店で選んでほしい。
Store picture

取材時は様々な手帳、家計簿、カレンダーが店頭に並ぶ。児童書も豊富。


Basic information
【  名    称  】宮脇書店札幌元町店

【  住    所  】札幌市東区北31条東14丁目424-1イオン札幌元町店3F

【電話番号】011-750-5865

【営業時間】9:00-22:00

【 定  休 日 】年中無休

高野店長がセレクト!3冊のおすすめ本

1)守誠著「読めますか?小学校で習った漢字」(サンリオ)

載っているのはすべて小学校で習った漢字ばかり。読めそうなのに「あれ?なんだっけ…」という漢字には、実は小学校で習っていたものがたくさんあるんですね。クイズ感覚で楽しく学べる一冊です。


2)シェル・シルヴァスタイン著、村上春樹訳「おおきな木」(あすなろ書房)

いつでもそこにある木。成長し、変わっていく少年。それでも木は少年に惜しみない愛を与え続けた…何度でも読み返したいロングセラーの絵本です。翻訳は村上春樹さんが手がけています。


3)【装丁本の美しい本】きもとももこ著「てぶくろチンクタンク」(福音館書店)

2011年10月10日に発売されたばかり。主人公は手袋きょうだいのチンクとタンク。2人の冒険譚が始まります。ドングリやモミジ、コスモスなど秋の植物もカラフルに描かれていて、目に鮮やか、読んで楽しい物語です。


週間売筋ランキング 対象期間平成23年10月9日〜10月15日

文庫
第1位:「ガリレオの苦悩」 東野圭吾 著(文藝春秋)
第2位:「愛憎 吉原裏同心15」 佐伯泰英 著(光文社)
第3位:「橋の上 居眠り磐音江戸双紙」 佐伯泰英 著(双葉社)
文芸書
第1位:「謎解きはディナーのあとで」 東川篤哉 著(小学館)
第2位:「はげましてはげまされて」 竹浪正造 著(廣済堂出版)
第3位:「日本人なら知っておきたい日本文学」 蛇蔵 著(幻冬舎)
ビジネス書
第1位:「人生がときめく片づけの魔法」 近藤麻理恵 著(サンマーク出版)
第2位:「人生で大切なことは、すべて「書店」で買える」 千田琢哉 著(日本実業出版社)
第3位:「20代でやっておきたいこと」 川北義則 著(三笠書房)
趣味生活書
第1位:「体脂肪計タニタの社員食堂」 タニタ 著(大和書房)
第2位:「テイルズオブエクシリア公式コンプリートガイド」 (山下書店)
第3位:「座るだけ骨盤クッションダイエット」 福辻鋭記 監修(新星出版社)
児童書
第1位:「どんぐりむらのぱんやさん」 なかやみわ 著(学研)
第2位:「ルナとレナのきせかえコレクション6」    (ポプラ社)
第3位:「どうぞのいす」 柿本幸造 著(ひさかたチャイルド)

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