TSUTAYA× MORIHICO　館内全体がカフェ空間

美しが丘の住民たち待望の新スポットが誕生！ 今年9月18日に開店した美しが丘TSUTAYAのことが知りたくて、10月中旬、取材にうかがった。
白い外観にウッディなエントランス。壁に書かれたメッセージ「You Can Stay All Day Alone With Coffee.」が示すように、同店のテーマは「コーヒーでひといき」。
札幌の人気カフェ「MORIHICO」とのコラボにより、館内全体がひとつのカフェ空間となるようにつくられている。

エントランスを入ると、約1000坪の広大な館内を説明するガイダンスを発見。
主なターゲット層である30代40代の女性を中心に、「あなたがあなたを見つける空間」をコンセプトに、ワクワクするような小空間が詰まっている。

入口すぐの場所には同店の大きな特色のひとつであるMORIHICOのカウンターが。ハンドドリップで入れてくれるおいしい一杯を楽しめる。

人気ブーランジェリーや@cosmeの実店舗が初出店！

美しが丘TSUTAYAを経営するのは株式会社北海道TSUTAYAと、北海道網走市に本社がある株式会社日光堂升井商店。
BOOKOFFやTSUTAYAの加盟企業である日光堂は道東を中心に店舗を展開しており、札幌進出は今回が初。同社の青山直子マネージャーをはじめとする社員5名が住まいも札幌に移し、新店舗の屋台骨を支えている。

お昼近くになると、向かいのパン屋さん「felieeds」（フィリーズ）に並ぶ列ができてきた。同店のパンはすべて北海道産の小麦を使用。
札幌西区西町にある店舗が評判を呼び、ここ美しが丘TSUTAYA店がはじめての出店となる。
一番人気のクロワッサン、おいしそう！

「はじめて」づくしの美しが丘TSUTAYAには、日本最大のコスメ・美容の総合サイト@cosmeの実店舗も北海道初上陸！
ほぼ全品にテスターがあり、メイクスペースもあるので、「試して買いたい」オシャレごころを存分に満たしてくれる。

本と雑貨のセットで提案する新ライフスタイル

雑誌が並ぶ「マガジンストリート」は、雑貨とセットでライフスタイルを提案する複合型。インテリアや食など、雑貨と本の相性がいいジャンルが並んでいる。
自分用に、あるいはプレゼントに。なんでも揃う充実の品揃えを見ていると、もしかすると近隣の方々は今後「中央区まで買いに行く」必要がなくなっていくのかもしれない、と考えさせられた。
遠出を避けたい冬の時期でも、週末ともなればきっと混み合う同店の様子を容易に思い描くことができた。

アメリカで人気のライフスタイル雑誌『KINFOLK』のバックナンバーも充実！

館内全体がカフェであることを示すように座るスペースも多く、参考書の棚前には仕切りのある自習スペースがあり、文芸書近くには背中越しに座るベンチゾーンも。

「イベントスペースもあるので、今後いろいろと企画していきたいです」（青山マネージャー）。

室内公園のキッズスペース＆安心スマホ「TONE」ブース

ファミリー層も長く滞在できる同店は、キッズスペースも完備。かわいいおうち型のゲートの先、「K」のマークが目印だ。
室内公園をイメージした広々空間も時間帯によっては、ほぼひとりじめにできる瞬間があるかもしれない。外遊びが少なくなる冬場にも喜ばれるスペースだ。

また同店の一画に、札幌琴似店に続く北海道2号店となるTSUTAYAのスマホ「TONE」ブースを常設。月々1,000円からのシンプルな料金プランで、スマホ初心者や子どもにもやさしい「すべてのヒトに、安心品質」のスマホライフを提案している。

テナントの「felieeds」と「円山ジェラート」を除いては、MORIHICOも@cosmeも店頭に立つのは全員、社員を中心とする日光堂採用のスタッフたち。
コーヒーの入れ方も美容接客も、各企業による専門研修を受けて基本を習得してきたスタッフたちのフレッシュな意気込みが、各自の真剣な表情から伝わってきた。
美しが丘TSUTAYAの成長は、近隣住民の方々とともにある。店を自分たち好みに育てるのも、住民たちのライフスタイルを新たに変えていくのも、互いの距離と愛着次第。息の長い”相思相愛”の関係が、いま始まったばかりだ。