第226回 吉田類責任編集『旅人類』創刊記念サイン会釧路編
BS -TBSの人気番組『酒場放浪記』でおなじみ、吉田類さんが責任編集した北海道旅ガイド『旅人類』創刊号のテーマは、「2度目の函館・釧路 大人の好奇心を満たす旅へ」。6月3日、旅の舞台となった道東・釧路での発売記念サイン会が行われた。[2015.6.15]
旅の舞台となったご当地釧路に類さんが登場!
2015年3月に発売された酒場詩人・吉田類責任編集『旅人類』(たびじんるい)。札幌、函館に続き、6月3日、創刊記念サイン会が釧路のコーチャンフォーで行われた。創刊号の旅の舞台は釧路と函館。スポットを当てられたご当地でのサイン会とあって、120人近くの「類さん」ファンが集まった。
企画・株式会社ドーコン、発行・あるた出版
酒場詩人・吉田類責任編集『旅人類』(本体800円)は好評発売中!
サイン会が行われたコーチャンフォー釧路店。
『旅人類』創刊記念サイン会は札幌や函館でも行われ、ここ釧路で3回目。本誌お買い上げの際にサイン会の番号付き整理券を配ったところ、たちまち定員の150番まで到達。釧路でも変わらぬ類さん人気がうかがえた。
サイン会が始まる直前には、コーチャンフォーの2階にあるFMくしろに類さんが出演。福司酒造や和商市場といった有名どころのほかに、炉ばたしらかばや居酒屋佐良など地元の人々に愛されている名店も訪ねた『旅人類』の魅力を紹介した。
開始時間の午後6時近くになると徐々に人だかりが大きくなり、コーチャンフォーから「整理券の番号順にお呼びします」とアナウンス。じきにBS -TBSの人気番組『酒場放浪記』のBGMにあわせて類さんが登場すると、歓声とともに拍手がわきおこるなか、サイン会が始まった。
小さいお子さん連れやご夫婦が多く
終始アットホームな雰囲気だった釧路のサイン会。
ファンの思いは同じ「一緒に飲んでる心持ち」
サインの順番を待つ間、来場者アンケートをとらせていただいた。
・回答数110名中、男性は68名・女性42名。
男女とも等しく人気がある類さん!
・男性ファンは40代、50代
女性ファンは30代、50代の順に多かった。
なかには「主人の代わりに来ました」という奥様も。
『酒場放浪記』を夫婦で楽しんでいる様子が伝わってきた。
一部ご快諾いただいた方々にこの日の感想もうかがった。
小学生の女の子2人を連れた女性
「店頭で類さんが来ると知りました。家族でファンなんです」
おねえちゃん「テレビのままだった」
妹さん「カッコよかった!」
「名前を出してもいいですよ」と言ってくださった
ふくしま歯科医院さん
「昔からずっと番組を見ていました。
私も居酒屋めぐりが好きなものですから
あんなふうに溶け込めたらいいなあ、と」
お一人でいらした30代女性
「類さんて番組中に普通に酔っぱらうじゃないですか(笑)。
あの“素の姿”に癒されています」
番組を見るときは必ず一緒に飲むというご夫婦
ご主人「(今日は)AKBのサイン会も比じゃないレベル!
会えてうれしかったー。ヤバイっす!」
2歳の女の子を連れてきたご夫婦
ご主人「『酒場放浪記』第一話から見てます。
わが家のなかでは実は娘が一番の類さんファン。
テレビが始まったらはしゃぎ出します」
大の類さんファン!コーチャンフォー北見店のスタッフさん。
(プライベートで来たのに気がつけば現場を手伝う働きモノ)
「僕も立ち飲みが好きで、自分の行ったことがある店に
類さんが行ったりするとテンションが上がります。
今日は類さんとすごく距離が近かったので感動しすぎて、まだ実感がわかないですけど、
コーチャンフォーで働いていてよかったのは確かです(笑)」
アンケートのメッセージ欄にも
「いつも『酒場放浪記』でお会いしているので初めてとは思えません」
「毎週ブルーな月曜、類さんの番組のおかげでとても癒されています」
といった声の他に、もっとも多かったのが
「体(または“肝臓“)に気をつけて、これからもがんばって(“飲み続けて”)ください」
という応援メッセージだった。
最後の一人がサインを書いてもらうまで1時間半近く、辛抱強く待ってくださった釧路の皆さんのおかげで、笑顔あふれるサイン会は無事に終了。あたたかい拍手に手を振ってこたえた類さんがその日の夜も釧路の酒場に溶け込んでいったというのは、それはまた別のおはなし。
サイン会翌日に釧路市内のホテルで行われた
類さんゲストのイベントもチケットは即完売だったという。
酒場詩人・吉田類責任編集『旅人類』(あるた出版)
テレビやO.tone連載でおなじみの酒場詩人・吉田類さんが責任編集を務める大人の北海道旅ガイドを創刊。創刊号は「2度目の函館・釧路」をテーマに、そこでしか出会えない格別なロケーションや長く愛される酒場や喫茶店をじっくり巡ります。池内紀、川本三郎ら人気作家による旅ごころをくすぐるエッセイも必読。大人世代に向けたディープな旅をナビゲートします。
あるた出版 http://www.alter.co.jp/