北海道書店ナビ

北海道書店ナビ  第162回 TSUTAYA新琴似店

書店所在地はこちらをご覧下さい。

心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?


隣の新川とは目と鼻の先、新琴似第5横線沿いに建つTSUTAYA新琴似店は1階が本・コミック、CD販売、トレーディングカード。2階でCD・DVDレンタル、ゲームを展開。「コミックレンタル」以外のすべてを取り揃えたラインナップで営業している。[2014.2.24]

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=6cPpaO8JiTs]

TSUTAYA新琴似店は北海道コカ・コーラグループの北海道サービス株式会社が経営するフランチャイズ店舗。損保・生保の代理店や不動産仲介業など幅広く展開する同社の中でも唯一のエンタメ事業として15、16年近くの歳月を刻んでいる。
取材に応じてくれた東城直人さんは今から14年前、同店にアルバイトで働き始め、その後社員に昇格した生粋の新琴似店スタッフ。今は店長に次ぐ責任者の立場で店頭を切り盛りしている。「うちは特徴がないのが特徴かも」と謙遜するが、毎日立つ職場の魅力は案外働き手にとっては見えづらいもの。ならば、と書店ナビ取材班がキョロキョロと店内を見渡したところ、早速手作り感あふれる什器を発見!
「これ、以前書店ナビで紹介されていたTSUTAYA北14条光星店さんの店長さんがご自分で面陳台を作られていた記事を見てマネさせてもらいました」。新琴似店の店長と手先の器用なスタッフがすのこで作った台がしっかり活用されていた。
コミックコーナーは階段下のスペースを使って、アニメ化に続き実写映画化が話題の『銀の匙』などメディア本を全巻(!)面見せにして華やかに演出。各コーナーのエンド台ごとに新刊を並べ、手に取りやすい工夫がほどこされている。「昨年から担当者の肝いりでBLコーナーの配本も増やしました。その甲斐あってか、当店では雑誌・文庫が苦戦するなかコミックが好調です。新琴似は厳密にいうと麻生・新琴似・屯田とエリアが分かれているため、お客様はご自宅に近い商圏に分散しがち。当店をご利用くださるお客様のニーズをできるだけ細やかに把握し、こちらから商品をおすすめするようにしています」と語る東城さん。今は足元をしっかりと見据え、“既存客を逃がさない”地固めの作戦だ。


Store picture



店長担当の文庫は時代小説が5列の棚を使った驚きの充実度!



書店ナビの過去記事をヒントに誕生!すのこで作った面陳台



コミックはエンド台ごとに新刊を紹介。BLの棚も増やした



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Basic information

【  住    所  】札幌市北区新琴似四条17丁目1-20
【 電 話 番 号】011-768-1234
【 営 業 時 間】10:00〜24:00
【 定  休 日  】年中無休


東城さんがセレクト! 3冊のおすすめ本

1)足立洋子著『かんたんがおいしい! スーパー主婦・足立さんのお助けレシピ』(新潮社)

タイトルにいつわりなし!NHK「あさいち」で好評、かんたんにできるレシピがたくさん紹介されているお助け料理本。主婦の方はもちろん、一人暮らしの男性にもおすすめです。レパートリーが一気に増えて台所に立つのが楽しくなりますよ!


2)綱本将也作・ツジトモ画『GIANT KILLING』(講談社)

スポーツマンガといえば選手が主人公ですが、この作品は監督が主人公という新境地を拓いた意欲作。監督だからこそのリアルな目線で描かれ、クラブ経営やベンチには出てこない裏方のスタッフ、サポーター…普段は目につかないさまざまな人間模様が織りなすプロサッカーの奥深さがわかる、全てのサッカーファンに読んでほしい作品です。


3)野島一成著『小説 FINAL FANTASY X-2.5 〜永遠の代償〜』(スクウェア・エニックス)

先日リメイク作品が発表された大人気ゲームソフトの“その後”が描かれた作品。自分も10年前くらいに夢中でやっていました。本作の表紙は特殊なクリアカバーが美しく、オリジナルのゲームの雰囲気がよく出ていると思います。作者の野島さんは札幌出身。ゲームのシナリオも担当した方です。

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