心を揺さぶる一冊との出会いは人生の宝物。書店独自のこだわりやオススメ本を参考に、さあ、書店巡りの旅に出かけてみませんか?
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一言で<人文科学>とくくっても、カバーする領域は哲学や歴史、教育などそれぞれが単独で十分に深い専門分野ばかり。ここ紀伊國屋書店札幌本店では人文科学を4人の書店員で分担し、今回の取材には<精神世界・心理・宗教>を受け持つ長田雅子さんにご登場いただいた。
「私も最初はわけがわからなくて」と笑う長田さんは勤務4年目。書店で働くのは紀伊國屋書店が初めてで、採用当初から精神世界・心理・宗教という、いささか手強そうなジャンルの担当を命じられた。【 住 所 】紀伊國屋書店 札幌本店
【 電 話 番 号】011-231-2131
【 営 業 時 間】10:00〜21:00
【 定 休 日 】年中無休
2009年から3年間、奈良で行われた“自分の仕事”について考える3日間のフォーラムを書籍化した全3冊シリーズです。この“自分の仕事”を考えるフォーラムは2012年の6月に札幌でも2日間開かれ、先輩と一緒に参加してきました。書籍にはそうそうたる顔ぶれが登場しますが、私が一番感銘を受けたのは札幌にもいらした建築家の中村好文さんです。仕事を楽しみながら一段ずつ高みに上っていく姿がステキで、ラジオ体操第一をもじった社歌も最高です!
誰もが知る出版不況の現代に出版社・ミシマ社を立ち上げた三島さんが起業5年間を綴ったエッセイです。原点回帰といわれるミシマ社は取次を通さずに出版社と書店間で取引する直販がモットー。書店側としては伝票整理の方法が取次と異なるなどの理由から二の足を踏みたくなるところですが、ミシマ社さんの「この本を作りたかった!」という情熱に共感する全国の書店員が応援しています。装丁自体は真っ白でもとっても熱のこもった一冊です。
著者は自然派ライフスタイルを提唱する人気リトルプレス「murmur magagine」編集長の服部みれいさん。アーユルヴェーダ医の蓮村誠さんが監修をしています。インド伝承医学の概念オージャスについて、というと堅苦しく聞こえるかもしれませんが、手触りのいい紙と赤インクを駆使したかわいらしいデザインで気負いなく読める<からだとこころの元気本>です。
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