おすすめ本を料理のフルコースに見立てて選ぶ「本のフルコース」。
選者のお好きなテーマで「前菜/スープ/魚料理/肉料理/デザート」の5冊をご紹介!

第498回  BOOKニュース 2020年12月のおすすめ情報

今週の北海道書店ナビはBOOKニュースの回。12月らしいおすすめ情報を集めました。

[NEWS 01]札幌市東区のヒシガタ文庫恒例!本のクリスマスツリー

世界文学全集を重ねた、本屋さんならではの特製ツリー!

札幌市東区の地元書店、ダイヤ書房の一角を占めるセレクトショップ「ヒシガタ文庫」。
2015年の開店以来、12月のお楽しみといえば《本で作るクリスマスツリー》!今年もご覧のとおり、美しいツリーがお披露目されている。
クリスマスプレゼントを探す季節。楽しいショッピングも兼ねてスタッフ渾身のブックツリーをぜひ見に行ってほしい。

ヒシガタ文庫 | 札幌にある雑貨・本屋

hishigatabunko.com

[NEWS 02]家読(うちどく)が楽しくなる「ほんの定期便 やまびこくらぶ」

「新しい生活様式」が求められた2020年は、読書の力を再確認する一年でもあった。なかでも休校を余儀なくされた地域の子どもたちは「家読(うちどく)」の機会が増え、親や学校関係者は「何を読ませるか」に頭を悩ませていたのではないだろうか。

そこで北海道学校図書館づくりサポートセンターの出番である。江別市の大麻銀座商店街にある同センターは2020年春から「ほんの定期便 やまびこくらぶ」をスタート。小学校低学年(1・ 2年)小学校中学年(3・4年)、 小学校高学年(5・6年)、中学(1~3年)を対象にした4コースで受け付けている。

数ある選書サービスのなかでも「学び」を軸とする選書は、やはり学校図書館に詳しい同センターならでは。
小学校低学年(1・2年)コースには『もしきみが月だったら』や『ちきゅうがウンチだらけにならないわけ』など宇宙や環境について楽しく学べる絵本を入れ、小学校中学年(3・4年)コースには『にたもの図鑑 どっちがどっち!?』『辞書びきえほん もののはじまり』などの知的好奇心をくすぐる本をラインナップ。
北海道鵡川町で発掘された化石「むかわ竜」をモデルにした『きょうりゅうのサン いまぼくはここにいる』や、苫小牧港の一日を描いた『フェリーターミナルのいちにち』といった北海道らしいセレクトも面白そうだ。

どの本にもオリジナルの「みどころシート」がついており、おすすめポイントが丁寧に解説されている。

子ども向けの選書は読み物中心になりがちなところを、科学や自然、時事問題など「学び」の切り口で差別化をはかっている。

「子どもはもちろん、大人が読んでも楽しめる本を選びました。『やまびこくらぶ』は親子で一緒に読む楽しさを広めたいので、ご家庭の会話に本の感想が出てくるようになったらうれしいです!」と、スタッフの竹次奈映さんも力を入れている。
道外からの申し込みもあり、「孫や甥・姪へのプレゼントに」という使い方もできそうだ。

毎月3冊の選書から1冊から3冊まで好きな組み合わせで注文することができる。毎月25日までに申し込むと翌月から発送開始。本の価格プラス送料250円。詳細は、北海道ブックシェアリングの公式サイト「やまびこくらぶ」の申込書付きパンフレットでご確認を。

やまびこくらぶ | bookshare

booksharing.wixsite.com

[NEWS 03]ビブリオバトル・オンライン「2020年、今年の1冊」参加者募集中!

誰にとっても忘れられない一年になった2020年。「"今年の1冊"はなんだろう」と思いを巡らせるオンラインイベントを紹介する。
毎年9月に全道各地でブックイベントを展開する有志団体「北海道ブックフェス」と、民間図書館「まちライブラリー@千歳タウンプラザ」が共催で、「知的書評合戦ビブリオバトル」をオンライン(Zoom)で開催する。

テーマは「2020年、今年の1冊」。現在、バトラー5名と観覧者を募集中だ。
当日は江別と千歳でパブリックビューイングも設営予定。

開催日時/2020年12月19日(土曜) 14:00~15:00

申込み方法/メールで「12/19ビブリオバトル・バトラー申込」または「12/19ビブリオバトル・観覧申込」と書いて以下の項目をお送りください。
①氏名 ②Zoom表示名 ③メールアドレス

詳細は下記まで。

Biblio Battle Online | hokkaidobookfes2020

hokkaidobookfes.wixsite.com

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